『ブラックペアン』高視聴率を記録14.3%「TBSの執念」
Amazon『ブラックペアン2』に感じる「TBSの執念」
『ブラックペアン2』は、全話平均14.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を記録した2018年放送のドラマ『ブラックペアン』(TBS系)の続編。
原作は、医師で小説家の海堂尊氏による『ブレイズメス1990』『スリジエセンター1991』(ともに講談社文庫)であり、前作『ブラックペアン』の原作となった『ブラックペアン1988』(同)と合わせて“バブル3部作”と呼ばれている。
「同シリーズでおなじみの二宮、竹内涼真、葵わかな、小泉孝太郎、内野聖陽らが続編でも引き続き出演していますが、二宮が演じるのは前作で演じた天才外科医・渡海征司郎ではなく、天城雪彦という別の外科医。随分思いきった設定変更だけに、『なんとしても続編を作りたい』というTBSの執念が感じられます」(テレビ誌記者)
『ブラックペアン2』田中みな実が「加藤綾子の後輩」?
また、同作では治験コーディネーター・椎野美咲役で田中みな実が登場するが、前作で加藤綾子が演じた治験コーディネーター・木下香織の“後輩”という役どころ。
加藤と田中は、同じ時期に別の局で看板アナウンサーとして活躍していたため、ネット上では「カトパンの後輩が田中みな実なんて、面白い!」と話題になっているようだ。
「さらに、今作では韓国の若手俳優であるキム・ムジュンが日本のドラマに初出演するほか、『冬のソナタ』で有名な同国のチェ・ジウが13年ぶりに日本のドラマに登場。韓流ドラマファンからの注目度も高いようです」(同)
『ビリオン×スクール』は初回視聴率振るわず……
キャスティングだけでも話題に事欠かない『ブラックペアン2』だが、初回の平均世帯視聴率は11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、個人は7.0%であることが8日に発表された。
約1年前の2023年7月期以降に放送された日曜劇場の中では、『VIVANT』の初回平均世帯11.5%を超え、トップとなった。
一方、同日には『ビリオン×スクール』の初回視聴率も発表されたが、平均世帯視聴率は4.3%、個人2.5%と厳しい数字だ。
「『ビリオン×スクール』は財閥系企業のCEOで天才発明家でもある加賀美零(山田)が、身分を隠して私立絵都学園3年0組の担任教師となる学園コメディーです。二宮と山田は、人気YouTubeチャンネル『よにのちゃんねる』(旧・ジャにのちゃんねる)のメンバーとして一緒に動画配信をしていますが、主演ドラマの視聴率では明暗が分かれてしまった様子。ただ、『ビリオン×スクール』は『コメディーとしての完成度が高い』と概ね好評ですから、今後上昇する可能性も十分あります」(同)
7月期の夏ドラマにおいて、初回2ケタは今のところ『ブラックペアン2』のみ。このままトップを独走できるだろうかと、サイゾーウーマンは報じた。
編集者:いまトピ編集部