2024/7/17 19:04

打ち切りにはできない『24時間テレビ』の「カネ集め」舞台裏

紙幣

夏の風物詩「24時間テレビ」が今年も日本テレビ系列で8月31日から9月1日に放送される。ただ、内容は大幅に変更される予定で、1978年の第1回から使われてきた番組テーマ「愛は地球を救う」を廃して「愛は地球を救うのか?」にチェンジ。

一部報道によれば、旧ジャニーズ事務所から毎年、メインパーソナリティーを出していたのだが、今年は起用が見直しされる方向となる。2023年度までKing&Prince、嵐、KAT-TUN、TOKIO、Sexy Zone、V6、Hey!Say!JUMP、関ジャニ∞、NEWSらが20年超にわたって担ってきた「ジャニーズ枠」が消滅する。日本テレビ関係者が事情を明かす。

「番組の特性上、スポンサーに配慮した形となりました。ジャニー喜多川氏による性加害問題が完全に解決していないためです」

番組をめぐっては、系列の「日本海テレビ」経営戦略局の局長が寄付金1100万円あまりを着服していたことが明るみに出る不祥事が発生した。全額弁済されたものの、「24時間テレビ」の存続が危ぶまれる事態に発展していた。前出の日本テレビ関係者が語る。

「日本テレビにとっては一大イベントで、ドル箱の大型番組です。協賛する日産やイオン、住友生命、東洋水産といった有名企業からの巨額広告出稿が多く、営業サイドには欠かせない。打ち切りということは考えられませんね」

福祉業界にとっても、なくてはならない番組だといい、

「行政が行き届かない難病や補助犬、障害者、福祉車両などへの手厚い支援を、寄付を通して行っているので、実は社会的貢献度は極めて高いんです。番組によって助けられている弱者は、非常に多いですよ。近年、番組への批判は大きくなっていますが、毎年10億円近い寄付をたった2日間で集めることができるイベントは、世界的にも稀です」(放送作家)

毎年、放送のたびに賛否両論が巻き起こる超大型番組。それだけ注目を浴びる存在ということだろうとアサ芸プラスは報じている。

今年は旧ジャニーズ勢を追放しても打ち切りにはできない「24時間テレビ」の「カネ集め」舞台裏 | アサ芸プラス今年は旧ジャニーズ勢を追放しても打ち切りにはできない「24時間テレビ」の「カネ集め」舞台裏 | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部