この世のものとは思えない『映画』評価が最悪「興行収入は1億500万円」演技やらせたらダメ
《今年のワースト候補》《2000円を笹舟に乗せて流した方が面白い》《気絶するかと思った》
およそ映画とは思えない酷評を集め、連日の猛暑に負けず劣らず炎上している作品がある。7月19日から公開された、東映配給の『逃走中 THE MOVIE』だ。
同作はフジ テレビ系で不定期放送されている人気バラエティーの20周年記念として製作された映画で、「逃走時間に応じて賞金を獲得する」というシステムが、そのまま映画化されている。
出演するのはテレビ版にも頻繁に登場する人気グループ『J01』と『FANTASTICS』で、『JO1』からは川西拓実、木全翔也、金城碧海、『FANTASTICS』からは佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥と流行りの国民的イケメンが揃った。
他の逃走者にも、ヒカキン、『ダイアン』津田篤宏、『錦鯉』長谷川雅紀、『安田大サーカス』クロちゃんなど、本家でおなじみの顔ぶれが登場している。
テレビ版のファンにも馴染みがあり、イケメンで女性票はバッチリ、上映時間97分と見やすいボリュームで死角なしのはずだったが…。
「初動にあたる公開後3日間の国内映画ランキング(興行通信社調べ)では、初登場5位という微妙な成績。興行収入は1億500万円と言われており、同じく初週の『劇場版すとぷり はじまりの物語 Strawberry School Festival!!!』(初登場3位)に敗れました」(映画ライター)
『逃走中』の上映館数は348館と大規模規模だが、初登場4位の『あのコはだぁれ?』は、松竹配給で上映館数227館。100館以上のアドバンテージを持ちながら越されてしまったあたり、いかに惨敗したかが分かるだろう。
古今東西には「成績こそ振るわないが名作映画」が数多く存在しているが、冒頭でも紹介した通り、『逃走中』は内容までも評価が最悪だ。
目につくのは《昭和の時代に数多作られては消費されていったプログラムピクチャーに近い》《この世のものとは思えない最低オブザ最下位映画》《一番演技が上手かったのは冒頭の映画泥棒》《やっぱダンスボーカルユニットに演技やらせたらダメだ》《クサイ話と演技だった》などの酷評ばかり。
ストーリー、演技力、構成など、どれを取っても全く良い評価がない。
「たまに演技仕事はやっているが、ダンスボーカルユニットは歌とダンス、それもヒップホップやブレイクダンスが基本です。旧ジャニーズと最も違うのはここで、あそこは同じ歌とダンスでも、ジャズダンスがベースだし、ミュージカルを毎年やっているから最低限の演技力はある。両者は全く似て非なるものなのに、昨年の性加害騒動でキャスティングしにくいからと、安易に似たタイプのイケメンに走ったんでしょう」(芸能プロ関係者)
フジ テレビ系では土日に『FNS27時間テレビ』が放送され、「逃走中」もしっかりタイムテーブルに組み込まれるなど、宣伝の体制は完璧だったのだが…。子供連れが増える夏休みシーズンが勝負なのだろうかと週刊実話WEBは報じた。
編集者:いまトピ編集部