認知症で『バス旅』の記憶をなくし、太川陽介を思い出せず...だったが...
やはり蛭子能収は、根っからのギャンブラーだった。テレビ東京「バス旅」番組の相棒・太川陽介が自身のYouTubeチャンネル「ルイルイチャンネル」で、蛭子とボートレースを楽しむ様子を公開した。蛭子はそこで、ギャンブラーとしての魂を見せつけたのである。
蛭子は2020年に認知症を患い、現在は闘病中。症状が進行し、以前「ルイルイチャンネル」で配信された動画では「バス旅」の記憶をなくしており、かろうじて太川のことを覚えている状態だった。
ところが今回は太川を思い出せず、ボートレースもよくわかっていない様子だったが、レースが進むにつれて、次第にギャンブラーの目つきを取り戻していく。
同郷の長崎出身の選手が出場することを太川に教えられ、買うように勧められたが、
「動き出さない。ぜんぜん仕掛けないです。(同郷選手は)もう手抜き。手抜きって言ったら怒られちゃうか」
と選手の情報を思い出すほどに記憶が回復。同郷選手は仕掛けることなく下位に沈み、蛭子の予想どおりの展開になった。
蛭子は3レースを予想して全敗に終わったが、記憶はかなり戻った様子だ。そんな蛭子を見て安心したというのは、バス旅ファンでもあるテレビ誌ライターだ。
「最初は歩くのもやっとで表情も冴えなかった蛭子ですが、レースが進むにつれて瞳に輝きを取り戻し、シャキッとしてきました。最後はもう一度『バス旅』ができるんじゃないか、というぐらいに元気になっていました。ただ、『バス旅』ファンとして複雑だったのは、『バス旅』と太川は忘れても、ボートレースのことは覚えていて、みるみる思い出していったことです。蛭子にとって『バス旅』は、ギャンブルほど大切なものではなかった、ということを思い知らされました」
だが最後に少しだけ「バス旅」のことを思い出し、レース後には場内のなじみの店で、カツカレーと揚げ物をペロリと平らげた。蛭子にとって一番の薬はギャンブル。ボートレース以外の賭け事も楽しみながら、以前の蛭子を取り戻してくれることがファンの願いだとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部