有吉弘行『人気番組』をほぼ名指しで批判「あれやめさせろよ」ボロクソに
タレントの有吉弘行が、人気占いバラエティ番組をほぼ名指しで「インチキ番組」などと批判したことが話題になっている。有吉は大の「オカルト嫌い」で知られるが、今回の発言は占いの是非をめぐる議論にも発展しているようだ。
有吉は28日、自身のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)に出演。約4年ぶりにゲストとして登場した占い芸人・島田秀平をイジりながら、占いを「インチキ」だとコキ下ろした。
有吉が「占いをインチキだと認めてくれた占い師という稀有な存在でございます」と島田を紹介すると、島田は慌てて否定。しかし、有吉は「(占いは)意味ないじゃん、インチキなんだから。とりあえず、あれやめさせろよ、朝やってる占い。『ラッキーアイテム、ピンクのかばんです』だって。しょうもない。いつまであんなのやらせとくの。言えよ、インチキやめろって」と畳みかけ、テレビ各局の朝の情報番組で恒例となっている占いコーナーに噛みついた。これに対して、島田は「(運勢が星座別の)12パターンしかないわけないですからね」とやんわり同意した。
さらに、有吉は「占ってもらっていいですかみたいな番組」とほぼ番組を名指しした上で、「ああいうインチキ番組が地上波でのうのうとやってるわけだから。危険な思想ですから」「(ゲストが)泣いちゃったりしてさ。『えー、うさぎ死んだのなんで分かるんですか?』って。バカじゃねぇか、死ぬだろ。『子どもの時、うさぎ死んだんです』って、死ぬよ、そりゃ」とバッサリ。人気番組をボロクソに貶したことで、島田は「すごいこと言ってんな、本当……」とドン引きしていた。
それにとどまらず、有吉は「膨大な資料を集めて。ファンクラブの会報から、ウィキペディアから、昔のアルバムから、文集から、いろんな手を使っていろんな情報を集めて、それをただただ読むっていう占いがありますけど。収録時間、6時間~7時間とったりして。オンエア10分でもやれば、そりゃ当たってる場面はいっぱいあるって話ですよ。ハズレてるところ流したってしょうがないですからねえ」と占い番組の“裏側”に言及。これを聞いた島田は、思わず「ノーコメントでいいですか」と発言を放棄した。
有吉が得意の毒舌で占いを完全否定したといえるが、これに対してネット上では以下のような賛否の声が湧き起こった。
「某お台場方面の番組がインチキで、あんなものを地上波のゴールデンタイムに流すべきではないというのは同意」
「コロナや東日本大震災を予言できた占い師が誰もいなかった時点で占いなんてインチキ。あれを信じられる人がいるのが不思議」
「相談者の願望を察知して、言って欲しい言葉で背中を押してあげるのが優れた占い師だと思う。だから予言者とは異なるし、そこを混同して否定するのは違う」
「私は占い師が言ったことで自分って確かにそういうところあるなと改めて確認したりするのが楽しい。当たるかどうかだけで全否定するような有吉さんの言い方は嫌だな」
エンターテインメントとして占いを楽しむ分には問題ないという意見がある一方、霊感商法などが深刻な問題になっているのに、未来や過去を言い当てるという占い師がテレビ番組で「超能力者」のようにもてはやされていることに違和感があるという指摘もある。有吉の発言をきっかけに、そうした風潮の是非をめぐる議論が活発化する可能性もありそうだと日刊サイゾーは報じている。
編集者:いまトピ編集部