まさかの改変『ドラマ』サクセスストーリーかと思いきや「コネで成り上がる不倫ドラマだった」ガッカリ
少女漫画のような展開で視聴者を惹きつけるNHK大河ドラマ『光る君へ』。史実とオリジナルを織り交ぜながらストーリーが描かれているが、とある設定が「戦犯すぎる」と話題を集めている。
7月28日の放送では、主人公・まひろ(のちの紫式部・吉高由里子)の夫・藤原宣孝(佐々木蔵之介)が突然亡くなった。
今後まひろは、藤原道長(柄本佑)との間に身籠った娘・賢子(永井花奈)を育てながら、道長の娘で一条天皇の中宮・彰子(見上愛)に仕えることに。そして、いよいよ『源氏物語』の執筆が始まるのだが…。
「史実では、賢子の父親は宣孝。ですが本作では、道長に設定を変更し、断定されています。これによってまひろは“左大臣・道長とのコネで出世した女性”という印象が強くなりかねない。史実では『源氏物語』で見出されて出世しているにも関わらず、ドラマではいくら紫式部が出世して幸せになろうが、“道長のお気に入りだから”という色眼鏡で見られる可能性がある」(ドラマライター)
こうした設定変更に、視聴者からは《ただの男のコネかいっていう》《優秀な女性のサクセスストーリーかと思いきや、蓋を開けたらコネで成り上がる不倫ドラマだった》などのガッカリ声があがっている。
だが、制作陣の史実改変ぶりは、これが初めてではない。
5月26日放送の第21話では、清少納言(ファーストサマーウイカ)による『枕草子』の成り立ちが描かれたのだが、強引な改変に疑問の声があがっていた。
「現在の主な見解では、紫式部と清少納言は、ほとんど面識がなかったとされています。しかしドラマ内では、まひろが清少納言に執筆をすすめたうえ、内容について中国の歴史家・司馬遷の『史記』になぞって“四季折々の散文を綴ったらいいのではないか”とアドバイス。オリジナルを織り交ぜたドラマとはいえ、歴史誤認を招く可能性がありますし、露骨な主人公アゲに萎える視聴者が続出しました」(同)
作品をより深く楽しむためには“賢子は道長との子供かもしれない”、“『枕草子』の成り立ちに紫式部も噛んでいたのかもしれない”と、想像の余地を残すことが必要だったかもしれないと週刊実話WEBは報じた。
編集者:いまトピ編集部