何度でも見たくなる『舞台』絶賛の声「観る者の心をかなり熱くしてくれる」
生田斗真演じる自分の美貌だけを武器にして天下取りを目指す男・ヒュウガと、中村倫也演じるその参謀としてともに天下取りを目論むも、何やら一筋縄ではいかない幕府の密偵だった男・カイリを軸にダークなスペクタクルが展開する、舞台「2024年劇団☆新感線44周年興行・いのうえ歌舞伎『バサラオ』」。
8月2日までは福岡・博多座で上演され、8月12日からは東京・明治座、10月5日からは大阪・フェスティバルホールで上演される同舞台だが、すでに鑑賞した人に感想を聞いてみると、口をそろえて「何度でも見たくなるほどおもしろかった」と称賛の声しか聞こえてこない。
2016年に同劇団が上演した「Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~」で共演して以来、しっかりと友情を育んできた生田と中村だからこそぶつかり合える演技バトルは、観る者の心をかなり熱くしてくれるようだ。
しかしこの舞台にはもう1人、40歳オーバーの人には特に胸アツな人物が出演している。その人の名は米花剛史。米花は1995年から2012年7月末まで旧ジャニーズ事務所に所属。アクロバットを得意とするA.B.C-Z の塚田僚一に似たエキゾチックな顔立ちが印象的で、Jr.内のユニット「Musical Academy」のメンバーとして、少年隊の「PLAYZONE」シリーズや堂本光一の「SHOCK」シリーズなどのミュージカルを中心に活動していた人物だ。
生田より1年先輩にあたるが、1998年から1999年にかけて放送されていた「8時だJ」(テレビ朝日系)などを知っている世代にとっては、生田と米花が旧ジャニーズ以外の舞台で共演するというだけで、こみ上げてくるものがあるのではないだろうか。
米花は一時、芸能界から退き神奈川の飲食店で勤務。その店のオープン時にはKinKi Kidsや同期の櫻井翔から開店祝いの花が贈られたことからファンが詰めかけるなどして、一般人として厳しい状況になったこともあった。
その店が2016年に閉店し、米花は、2017年7月には映画コメンテーターでタレントの有村昆がプロデュースするTOKYO SABERZに加入。劇団☆新感線が2018年に公演した「メタルマクベスdisc1」で舞台に復帰し、「バサラオ」で生田と共演となったのだ。
こちらの共演を目当てに観劇した人からは「2人が同じ舞台で踊ってるのを見たら涙が出てきた」「斗真と倫也が表なら斗真と米花は裏。舞台上に2人がいるってだけで鼻の奥がツーンとした」といったホットな声が聞こえてきたが、この声は生田や米花まで届くだろうか。とアサジョは報じた。
編集者:いまトピ編集部