『番組』放送事故になってる…「NO」を突きつける衝撃の結果
8月4日放送の「日曜報道 THE PRIME」(フジテレビ系)にリモートでゲスト出演した鈴木宗男参議院議員が、「議員外交はこんな時だからこそ、やらなければいけない。今、日露関係は戦後最悪と言われております。だからこそ、誰かが首の皮をつながなければいけない。今、政府で交渉している人いますか? 外務大臣がなぜラブロフ外務大臣と会談しないんですか?」と訴えたという。
鈴木氏は7月28日にロシアを訪問し、政府高官らと会談。8月1日に帰国したが、国内では林芳正官房長官が会見で「どのような目的であれ、ロシアへの渡航はやめていただくよう国民に求めている」と述べるなど、批判の声が相次いでいたとのこと。
スタジオでは、鈴木氏が元大阪市長の橋下徹氏、外交評論家の宮家邦彦氏、国際政治学者で筑波大学の東野篤子教授と議論を繰り広げたが、一方で番組では「鈴木宗男氏のロシア訪問は日本の国益につながると思う?」という題目で視聴者アンケートを実施。放送中に回答結果が発表されると、議論はますます白熱することとなったという。
「視聴者からは4万以上の投票が寄せられました。結果は、『つながると思わない』と鈴木氏のロシア訪問を否定する意見が77%。『つながると思う』がわずか13%でした。これを受けて橋下氏は『こういう世論は危険』と前置きして、こういう状況だからこそ、政治家がロシア側とコミュニケーションを取る必要性を訴えていました。その後、東野氏が話し始めると、鈴木氏は『東野さんね』『ちょっと待ってください』と割って入る一幕も…。東野氏は『ウクライナに原因がある』などと誤った情報が国内に出回っているとして、『正しい情報を発信していただかなければ』と持論を展開すると、鈴木氏は『評論家の意見』とバッサリ。北方領土の問題に触れて『テレビで言う前に外務省に言ってくださいよ』と主張していました。時間の都合で議論は尻切れトンボのような形で終わってしまったので、ネット番組などで議論の続きが見たいものです」(メディア誌ライター)
これにSNSでは、《宗男さんの話が止まらず放送事故になってる》《ロシアが悪いのに日本が悪いみたいな論調》などといった意見が書き込まれていたという。放送中は77%の視聴者が、鈴木氏のロシア訪問に「NO」を突きつける衝撃の結果となったが、放送終了後にもアンケートを取ってほしいものだと「アサ芸ビズ」が報じている。
編集者:いまトピ編集部