怪しい『丼店』400店舗突破で急拡大、一方で、閉店も相次いでいる
海鮮丼を格安価格で提供する丼店「丼丸」。株式会社ササフネが2007年に1号店をオープンしたあと、12年から暖簾加盟店の募集を開始。15年に130店舗を達成すると、21年には400店舗まで急速拡大しました。
なお、暖簾加盟店は店名に「丼丸」と入っていれば自由に決めてOK、メニューは地域性等を考慮して変更してもOK、店のオリジナル丼も販売OKというもので、厳密にはフランチャイズとは異なるとのこと。各店舗が「独立自営店舗」になっているそうです。
現在も新店舗が全国に続々とオープンしている一方で、閉店も相次いでいるもよう。ネット上で「丼丸 閉店」で検索すると、いくつもの店舗情報が上がっています。また、「怪しい」という言葉もかなりヒットしました。
丼丸を利用して、「怪しい」といわれる理由がいくつか思い当たりました。
①店舗ごとに異なる統一性のない外観
②寿司とも海鮮とも関わりなさそうな人物が作っている
今回の店はシンプルな外観でしたが、別店舗は価格やメニューを通行人にド派手にアピールしているケースもあったので、「統一感がない店だな」と不審感を抱いてしまいました。運営形態を知ってしまえばバラバラな見た目なのも納得なんですが、普通の利用者はそこまで調べませんよね。
また、海鮮丼専門店というと漁港や寿司をイメージしますが、店構えやスタッフがそれらと無縁らしき様子なのも怪しさが募ります。漁港感も寿司屋感もなく、どちらかというと弁当屋といった店内ですし、なぜこの人が海鮮丼を作っているのか背景がみえず得体が知れないんです。
しかし、丼丸関連の情報を調べてみると、暖簾分けを募るページに「職人不要、未経験者でも注文から1分以内に提供可能」「殆どのネタは切り身で仕入れるので、寿司飯に乗せるだけ!」といった記載を発見。ド素人でも海鮮丼が提供できるのが強みのようです。
丼の入っていた容器には「寿司屋が始めた海の丼 丼丸」とプリントされていましたが、寿司屋クオリティを期待してはいけないというのが率直な感想です。いまはスーパーでもおいしい刺身や海鮮丼がリーズナブルに買えるので、個人的にはスーパーのほうがいいなと思ってしまいましたとサイゾーウーマンは報じている。
編集者:いまトピ編集部