『パリ五輪』に、思い入れなし「出なくてもいいと思っていた」銅メダルを獲得
男子ゴルフ初の五輪銅メダルを獲得した松山英樹が最終ラウンドで見せたバーディーラッシュ。そのせいで、週の初めを寝不足でスタートした御仁は多いだろう。
現地時間8月4日に行われたパリ五輪ゴルフ男子最終ラウンド、松山は11アンダーの4位から6バーディー、ノーボギーで65をマーク。通算17アンダーの3位で大会を終えた。
今年6月の全米オープン後、パリ五輪出場が確定した際には、日本ゴルフ協会(JGA)のサポート体制の不備もあり、「そんなにパリに思い入れはない」「若手が頑張ってランク50位以内に2人入っていれば、僕は出なくてもいいと思っていた」「現地の情報とか、全然JGAから送られてこない。(チーム松山のスタッフ)何人分まで費用を負担してくれるのかもわからない。もうちょっとサポート体制をしっかりしてもらえたら『行きたい』と言えるんですけどね。そういう不満がたくさんあったので、今日まで時間がかかりました」
東京五輪の雪辱を果たす意気込みより、協会批判が先んじていた。なにより、日本代表選手の遠征費用をJOCやJGAが全額負担しないということには驚いた。
だが日本代表の丸山茂樹監督によると、松山はパリ入り後には、「毎日、最後まで練習していた」
もし金メダルを取れたら、今季米ツアーのプレーオフを休んででも日本に一時帰国してもいい、というホンネを漏らしていたという。
そんな松山は表彰台の上がった後のインタビュー取材で早速、次のロス五輪への意欲を口にした。
「今年勝ったコースですし、ロスには知り合いが多い。そういう意味でも絶対に出たい。また4年間、頑張らないといけないと思う」
開幕1カ月前まで態度を明らかにしなかったパリ五輪とは違い、4年後のロス五輪に向けて早々の決意表明をしたのは、ゲンのいいコースだから。昨年、腰痛や手首の痛みに苦しめられた松山が、今年2月に復活を遂げたPGAツアー「ザ・ジェネシス招待」が開催されたカリフォルニア州のリビエラCCが、ロス五輪ゴルフ会場に内定しているとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部