2024/8/21 17:50

赤字拡大『スーパー』損失が3億8500万円、より赤字に…

びっくり

牛丼御三家の一角である「すき家」と同じゼンショー系列のスーパーマーケットチェーン「ジョイフーズ」。全体的には好調なスーパーマーケット業界の中で、苦境に立たされている同チェーンの現状を知るべく、グルメライターが店舗を訪れ、惣菜やプライベートブランド商品(以下、PB)を実食してきました。

 牛丼チェーン大手の「すき家」などで知られるゼンショーホールディングスの傘下である株式会社ジョイマートが運営するスーパーマーケットチェーン「ジョイフーズ」。埼玉県や千葉県を中心として関東地方5県に26店舗(公式サイトによる)を出店している同チェーンですが、現在その業績が思わしくないようです。

 9日にゼンショーホールディングスが公表した2025年3月期第1四半期の決算短信によると、今年の4月から6月までの営業利益は172億4700万円と、前年比80.1%増と全体的には好調のなかで、「ジョイフーズ」をはじめとしたスーパーマーケットチェーンや、青果販売等を行っている会社などが含まれた「小売り」のセグメントでは、売上高が前年比で2.7%減の190億2900万円となっており、営業損失を4億5000万円計上。前年度の営業損失が3億8500万円であることから、より赤字が増えているという現状が明らかとなっています。

 ある程度商品を見て回った後、惣菜とPBというオリジナル商品を購入しようと再び店内を巡ります。

 今回の取材では、事前に「ジョイフーズ」の公式サイトをチェックし、「ジョイプレミアム(JOYP)」というPBシリーズがあること知っていたものの、ラインナップについては紹介ページが見当たらず、どのような商品があるのかわからないまま店舗を訪れる事態となっていました。なお、公式サイトでは「お店の中にあるJOYPマークをぜひ探してみてください!」との記述があるため、意図的に紹介ページを作っていないのかもしれません。

 そのため、ぶっつけ本番でPB商品を見つけるべく、店舗を探索したものの、ほかの大手スーパーに比べると、品数はあまり多くないのかな? という印象。中堅やローカルスーパーなどが共同出資し扱っているプライベートブランド「CGC」の商品なども取り扱っていたため、いまだPBに関しては発展途上ということかもしれません。
 
 不満点のある商品もありましたが、お得感やクオリティについて十分なものもあった「ジョイフーズ」のオリジナル商品。

 特に「キムチ」は筆者としてはかなり好みで、近くに店舗があれば、これを目当てに通うかもしれないと思うほどの逸品でした。だからこそ、こうした商品をアピールせずにいるのはもったいないな、と思ってしまったのも事実です。

 前述の「お店の中にあるJOYPマークをぜひ探してみてください!」という売り文句も悪くはないのかもしれませんが、よりオリジナル商品の魅力を積極的に打ち出していくことで、独自性を消費者が認識するようになり、顧客の獲得につながる部分もあるのではないでしょうか。

 今後「ジョイフーズ」が、これらの商品の魅力を周知させることで店舗数を増やし、筆者が気軽に「キムチ」を買えるような状況になることを、切に願っていますとサイゾーウーマンは報じています。

さすが「すき家」系列! 食品スーパー【ジョイフーズ】赤字拡大でも、この逸品は買う価値あり!(2024/08/19 15:00)|サイゾーウーマンさすが「すき家」系列! 食品スーパー【ジョイフーズ】赤字拡大でも、この逸品は買う価値あり!(2024/08/19 15:00)|サイゾーウーマン

編集者:いまトピ編集部