フワちゃん(30)復帰困難で引退の恐れ
Amazonタレントのフワちゃんが、芸能活動の休止を発表した。自衛隊出身の芸人・やす子への暴言をめぐり、やす子が「めちゃめちゃ許してます!もう終わりましょう!」と終結宣言したばかりだったが、騒動の終息にはつながらなかったようだ。
フワちゃんは11日、自身のX(旧Twitter)で「いつも応援してくださっている皆様、そしてお世話になっている関係者の皆様に、大きなご迷惑とご心配をおかけしていることをお詫びいたします」などと切り出し、「この度の件の責任の重さを考え、一つの区切りとして、しばらくの間、芸能活動をお休みさせていただくことにしました。活動休止期間は、自分のことを見つめ直す時間にできればと思っております。反省して、精進します」として、当面の芸能活動休止を報告した。
騒動を受けて、Googleはフワちゃんが出演していたスマートフォン「Google Pixel」のCM動画をすべて非公開に。同社は「Googleは、他者を尊重しない行為に関しては厳格なポリシーを有しています。この度は該当するタレントを起用したGoogle Pixelで展開している広告・販促物などの掲載を停止いたしました」と、厳しいコメントを発表した。
さらに、パーソナリティーを務めていたニッポン放送のラジオ番組『フワちゃんのオールナイトニッポン0』は打ち切りが決定。また、来春から使われる中学校の技術・家庭(家庭分野)の教科書に「衣服で自分らしさや個性を表す具体例」としてフワちゃんの写真が掲載される予定だったが、これも削除が決まった。
やす子は騒動について「私はSNSは明るい言葉を発信したいと思っているので、今後は言及しません」としていたが、10日にXで「言及しないと言ったんですがフワちゃんさんのことめちゃめちゃ許してます!もう終わりましょう!!」と終結宣言。これまでフワちゃんへの思いを直接的に記さなかったことで憶測が広がっていたが、やす子は「今何を投稿しても、何も知らない人たちが勝手な憶測で物事を書かれ、事実と異なる記事が拡散され、悪質なリプをされ、どうしようもできなかったんです」と事情を説明した。
これでフワちゃんの状況が好転するかと思われたが、先述したように翌日に活動休止発表となってしまった。しかし、業界内では「やす子の『許した』という言葉があるとないとでは今後の展開が大きく違う」と指摘され、復帰への見通しがある程度は明るくなったとの見方があるようだ。
だが、その一方で「大手スポンサーのGoogleや教科書会社が『アウト』と判定した意味は大きく、地上波復帰は厳しいのでは」との声も多い、生死にかかわるような言葉を使ってしまい、それをGoogleが「他者を尊重しない行為」と断じたことで、ある意味で旧ジャニーズ問題と同じように「フワちゃんを起用する=他者を尊重しない行為を認める」といった図式が生まれ、それが復帰の難しさにつながると予測されているようだ。
仮に復帰できたとしても、今までのように自由奔放な「失礼キャラ」を貫くのは難しそうで、このまま事実上の芸能界引退となる恐れもありそうだ。
編集者:いまトピ編集部