2024/8/29 18:16

【決断】8月31日で退社を発表

疲労

フジテレビは昨年7月から休職・療養中だった渡邊渚アナウンサーが、8月31日で退社すると発表した。渡邊アナは同局を通じて「病気のためお休みしておりましたが、このたび、退社する決断を致しました」とコメント。休職前は「めざましテレビ」の月水金と隔日に出演、さらに「ぽかぽか」や「もしもツアーズ」などを担当した。慶應女子高校時代にバレーボール部員だったこともあり、同局のバレーボール取材も精力的にこなしていた。

渡邊アナの進退と関連しているのでは…と心配されるのが、パリ五輪をめぐる大炎上だ。渡邊アナはバレーボール好きを公言しており、療養中の今年1月の春高バレー観戦に続き、パリ五輪も観戦。春高バレーの際はバッシングなどされなかったが、パリ五輪男子バレボール日本×イタリア戦を観戦した様子がNHKの中継で映し出されたところ、渡辺アナのインスタグラムとYahoo!コメント欄は大炎上。別にフジテレビ局員でもなかろう匿名ネットユーザーから「同僚への配慮が足りない」などと、余計なお世話のコメントが大量に書き込まれたのだ。

渡邊アナ退職の報にも、誹謗中傷が目に余るYahoo!コメント欄。IT企業幹部が眉をひそめて苦言を呈する。

「Yahoo!のコアユーザーは団塊世代です。1990年代にWindows95でパソコンを使い始めて30年来、Yahoo!のポータルサイトを使ってきた人たちですが、特に最近のYahoo!コメント欄の『老害化』はあまりに酷い。子供や孫のような若い著名人をターゲットにした誹謗中傷は、目に余るものがありますね」

パリ五輪は観戦できても、アナウンサー職復帰へのハードルは高い。なにしろ体調悪化する前の渡邊アナは「めざましテレビ」担当の日は午前2時起床。8時までの生放送を終えると、今度は11時50分からの生放送「ぽかぽか」の進行、さらに午後は「めざまし」のグルメロケやスポーツ取材と続く。「笑顔」は作っていても、実際には睡眠時間と神経をゴリゴリ削られる体力勝負、肉体労働だ。

療養中の渡邊アナが病身を押して名誉毀損の訴訟を起こしたところで「骨折り損」で終わりそうでもある。インスタとFacebookの経歴を見る限り、卑劣なネットユーザーを名誉毀損で訴えたところで、数十万円の賠償金を支払えるだけの経済力は見込めそうにないからだ。

渡邊アナの退職は実に残念であり、同時に局アナ個人が誹謗中傷に対抗するのは難しい。テレビ局員、特にネットユーザーからのバッシングに遭いやすいアナウンサーを守るために、テレビ局の法務部門があるのではないのだろうか…とアサ芸プラスは報じている。

闘病休職から退職へ…フジテレビ・渡邊渚アナを追い詰めた「卑劣コメントの主」を調査すると… | アサ芸プラス闘病休職から退職へ…フジテレビ・渡邊渚アナを追い詰めた「卑劣コメントの主」を調査すると… | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部