ヨーカドー系列店、また5店舗閉店 8月末時点で31店で…存続危機
イトーヨーカドーの閉店ラッシュが報じられる中、ネット上で聞こえてくるのが「ポッポはどうなるの?」といった心配の声。ヨーカドー系列のファーストフードチェーン「ポッポ」、行く末が気になり自然と足が向いていました。
ポッポはセブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカドーが運営するファーストフードチェーン。1976年に「ポッポ」1号店をイトーヨーカドーせんげん台店(埼玉県越谷市)に開店しました。らーめん、たこ焼、今川焼、ソフトクリーム、お好み焼、フライドポテトなどを販売し、買い物ついでに気軽に立ち寄れる利便性や手頃な価格帯が支持されています。
店舗数は2024年6月時点で35店あったものの、8月末時点で31店に減少。そんななか、セブン&アイ・ホールディングスは8月28日、来年2月末までにヨーカドー5店舗を順次閉店すると発表がありました。そのうちの「竜ケ崎店」「川崎港町店」にはポッポが入っています。
ポッポと同じくセブン&アイグループのファミレス「デニーズ」のアプリでクーポンが配信されていたので、その存在は知ってはいたものの、「ヨーカドーの店内にしかない」という特殊な形態から、これまで生活圏に存在しなかったこともあり、未体験のまま今に至ってしまいました。
事前に仕入れていた情報によると、らーめん、今川焼、フライドポテトが特に人気ということで、店頭で目を引いたのもそれらのメニュー。看板が目立つたこ焼きについては、残念ながら「当店では販売しておりません」とのこと。
ポッポのラーメンやフライドポテトは評判通りおいしく、コスパもとても良いことがわかりましたが、その魅力の真髄は、この「おいしいね」の声が聞こえてくる平和な空間にあるような気がしました。
実際、このヨーカドーにはラーメンチェーン店が入っているのに、ポッポのほうを選ぶ客がこれだけいるという事実。ポッポが数年後、何店舗に減っているのか? もしくはそう遠くないうちに絶滅しているのかもしれませんが、少なくとも現在は利用者に求められている、かけがえのない居場所になっていることを実感しましたとサイゾーウーマンは報じています。
編集者:いまトピ編集部