『番組』見てられない...瞬間最高視聴率は25.4%「過酷すぎる」「誰も喜ばない」の声
8月31日、9月1日の2日間にかけて、毎年恒例のチャリティー特番『24時間テレビ47』(日本テレビ系、以下『24時間テレビ』)が放送された。看板企画のチャリティーマラソンにはお笑い芸人・やす子が挑戦したが、ネット上では「罰ゲームのようにしか見えない」「胸糞悪かった」と、同情の声が集まっている。
昨年11月、日本テレビ系列局である日本海テレビジョン放送(鳥取市)の元局長による“寄付金の着服騒動”が明るみになり、番組の存続が危ぶまれた『24時間テレビ』。メインパーソナリティーは長きにわたって旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)所属タレントが務めてきたものの、今年は2003年以来、21年ぶりにメインパーソナリティーの役割が廃止され、複数の出演者が代わる代わるチャリティー企画を行う形式となった。
「総合司会をフリーアナウンサーの羽鳥慎一、日テレの水卜麻美アナ、くりぃむしちゅー・上田晋也の3人が担当する中、嵐・相葉雅紀による『保護犬トリミング企画』がオンエアされたほか、岩田剛典(三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE/EXILE)はライブアート×オークション企画『三代目・岩田剛典が挑む 生アート制作 一流画家の作品をオークション』にチャレンジ。King&Prince・高橋海人、BE:FIRST・SOTAらが参加するダンス企画なども行われました」(芸能ライター)
また、番組の目玉企画となるチャリティーマラソンのランナーには、高校時代、児童養護施設で過ごしたというやす子が就任。過去の恩返しをするべく「全国の児童養護施設に募金マラソン」と題して募金を呼びかけることに。
しかし、放送当日は台風10号が接近していた影響から、当初予定されていた一般市民ランナー1,000人の参加が中止に。
やす子は神奈川県・横浜市の日産スタジアムを周回することになり、強雨に見舞われながら、びしょ濡れの状態で同じ道を走り続ける時間が続いた。
それだけに、番組を見たネットユーザーからは「こんな雨の中無理して走られても誰も喜ばないし見てられない」「児童養護施設に全額を寄付するということだけど、大雨の中でマラソンをする意味はあるの?」と疑問の声が続出。今年の番組のメインテーマが「愛は地球を救うのか?」だったこともあり、「頑張ってるのは偉いけど、このマラソンは過酷すぎる。愛があるならやす子ちゃんを救ってほしい」といった声も上がっていた。
「その後、やす子は1日午前6時半頃に、生放送会場である東京・両国国技館を目指し、日産スタジアムを出発。マラソンの終盤、都内は強い雨が降っており、やす子が着ていた白いTシャツからは黒いインナーが透けている状態でした」(同)
そのため、「マラソンは確実に汗をかく上に、雨の日に白Tシャツ1枚に下着はないんじゃないの? スタッフがカバーすべき」「なんで誰も着替えさせてあげないの?」「白Tシャツでマラソンさせるのは配慮がなさすぎる」などと、番組スタッフを非難する視聴者が続出した。
前述の“着服騒動”を含め、番組コンセプトとは異なる部分で注目を集めた今年の『24時間テレビ』だが、番組全体の平均世帯視聴率は12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマーク。瞬間最高視聴率は走破したやす子を出演者らが労っていたシーンで、25.4%(1日午後8時45分)を記録したという。
また、番組の初代総合司会・萩本欽一と亡き妻・澄子さんの物語を、伊藤淳史、波瑠、香取慎吾らで再現したスペシャルドラマ『欽ちゃんのスミちゃん ~萩本欽一を愛した女性~』が31日午後9時台から放送され、「日刊スポーツ」ウェブ版(2日配信)の記事によると、15.6%(個人9.3%)と高い数値を記録したそうだ。
ちなみに、なにわ男子がメインパーソナリティーを務めた昨年8月26~27日放送の『24時間テレビ46』の番組全体の平均視聴率は世帯11.3%。ひとまず昨年超えは果たせたようだとサイゾーウーマンは報じている。
編集者:いまトピ編集部