2024/9/9 09:44

6日『ドラマ』最終回でまさかの告白、衝撃展開「息もつかせぬ展開」

笑うマトリョーシカAmazon

9月6日、金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』(TBS系)の最終回が放送された。政界の出世街道を駆け抜けてきた若手政治家・清家(櫻井翔)の“笑顔の仮面”に隠された素顔、そして清家を裏で操る黒幕の正体とは……。気になっていた謎が回収される、息もつかせぬ展開となった。

実は清家を操っていた黒幕など存在しなかったのだ。強いて言えば、清家を操っていたのは清家自身の意志だった。「ぼくには、ぼくがわからない」という清家の言葉どおり、清家は“本当の自分”を追い求めて人生をさまよう。その半面、清家は己を利用する人々をひどく憎んでおり、人生の過程で自身を見くびってきた人間である浩子・鈴木・美和子を排除してきた。

最終回の最終盤で清家は晴れて内閣総理大臣に就任したわけだが、マトリョーシカのごとく入れ子可能な空っぽの人間のまま。その一方、道上は独裁政治に走りかねない清家を見守る使命感を持ち、鈴木は幼少期からの夢である政治家になるため、父親姓の「宇野俊哉」として区議会議員選挙に立候補した。「自分がやりたいことはなにか」というテーマを突きつめようとしているのは清家だけではない。道上、鈴木、そして現代を生きる人たちも同じ境遇にいるのだ。清家の人生は他人事ではない、だからこそ我々も日々を真剣に生きていかなければならない。そんなことを突きつけられたフィナーレだったと、日刊サイゾー が報じている。

【夏ドラマ】最終回『笑うマトリョーシカ』清家がまさかの告白、“黒幕は存在せず”の衝撃展開|日刊サイゾー 【夏ドラマ】最終回『笑うマトリョーシカ』清家がまさかの告白、“黒幕は存在せず”の衝撃展開|日刊サイゾー

編集者:いまトピ編集部