2024/9/9 11:16

『週刊少年ジャンプ』販売部数が6分の1…人気漫画が相次ぎ連載終了→「凋落していると判断するのは間違い」

週刊少年ジャンプAmazon

かつて販売部数のギネス記録を達成するなど日本の週刊漫画雑誌として栄華を誇った「週刊少年ジャンプ」だが、販売部数は激減し、人気漫画も続々と連載終了するなど、暗い話題が続いている。そのため、SNS上では「ジャンプが凋落した」「ジャンプがガチでヤバい」など、存続を危ぶむ声すら出ている。だが、そのような批判は表面的な情報のみで判断したもので、深く調べると全く逆の事情が浮かび上がってくると専門家は語る。

「ジャンプ」に異変が起きている。アニメ化された人気漫画『僕のヒーローアカデミア』が8月、10年に及んだ連載を終了した。また『呪術廻戦』も6年半に及ぶ連載を9月に終了すると発表された。さらに、コミックスの累計発行部数が5億冊を超え、「ジャンプ」最大のヒット作とされる『ONE PIECE』も最終章に突入している。

加えて、発行部数を見ても、2024年4月から6月の算定期間で印刷証明付き発行部数は109万部余り(日本雑誌協会)となっており、653万部を誇った“漫画雑誌界のガリバー”の面影はないに等しい。そのため、SNS上では「ジャンプが凋落した」「ジャンプがガチでヤバい」など、存続を危ぶむ声すら出ているのだ。

紙媒体の雑誌の売上や印刷部数が落ちているとはいえ、電子書籍に移行している読者を考えると、単純に読者離れが起こっているとは判断できない。

「おそらく、『ジャンプ』が衰退しているなどと言っている人たちは、アニメ化したような有名作品だけで判断しているのではないでしょうか。しかし、『ジャンプ』にはアニメ化していないものの、優れた作品がたくさんあります。『SAKAMOTO DAYS』『あかね噺』などもとても面白いです」

人気作がたて続けに終了した、発行部数が激減した、という外的な要素だけでみると、確かに「ジャンプ」の栄光がかすんできているように思えるが、その裏では優良作品が続々と生まれ、電子コミックで着実に読者を獲得しており、ネット上の批判は杞憂に終わるのかもしれないと、ビジネスジャーナルが報じています。

週刊少年ジャンプ=凋落の嘘…販売部数が6分の1、人気漫画が相次ぎ連載終了 | ビジネスジャーナル週刊少年ジャンプ=凋落の嘘…販売部数が6分の1、人気漫画が相次ぎ連載終了 | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部