2024/9/17 18:53

『豆腐店』倒産が過去最多ペース…6000軒を割り込み「生産危機」

豆腐

卵、モヤシと並ぶ“物価の優等生”である 豆腐が、生産危機を迎えている。

帝国データバンクによると、スーパーなど小売店向けにパック豆腐などを生産する豆腐店の倒産と廃業件数は、今年1〜7月までに計36件。昨年の計46件を上回る過去最多ペースとなり、今年は年間60件台に到達する可能性があると指摘している。

1960年のピーク時には豆腐製造事業所が全国で5万軒以上あったが、2019年には6000軒を割り込み、その後も減り続けている。

「昔の豆腐屋さんは午前3時ごろから製造を始めていた。それだけ豆腐作りには手間が掛かるのです」(フードライター)

一つひとつ手作業で作られる豆腐の大量生産は難しいとされていたが、1970年代半ばに大手豆腐メーカーがこぞって工場でのライン化を進めてきた。

「大手メーカーの大量生産によって、薄利多売で価格の安い豆腐をスーパーや小売店に卸した影響は計り知れませんよ」(流通誌記者)

町の豆腐店が倒産、廃業を余儀なくされる背景には、まず原料の輸入 大豆の高騰、電気・ガス代や運送費の値上げなどが挙げられる。

町の豆腐店の生き残りも熾烈さを極めているのであると、ビジネスジャーナルは報じた。

豆腐店の倒産が過去最多ペース 原材料と運送費の値上げで“物価の優等生”に生産危機/サマリー|週刊実話WEB豆腐店の倒産が過去最多ペース 原材料と運送費の値上げで“物価の優等生”に生産危機/サマリー|週刊実話WEB

編集者:いまトピ編集部