2024/10/2 14:54

【異様】閉店後にビール要求&店主暴行も、「被害届出さない」疑問殺到の異例事態

ビール

岩手県盛岡市の居酒屋で、閉店後に男が押し入って暴れた事件で、店主が被害届を出さないとX上で発表したところ、賛否両論が飛び交っている。店主は、加害者の男と念書を交わし、二度と店に出入りしないことなどを条件に被害届を出さないことにしたという。だが、ネット上では、ほかに被害を生まないためにも処罰すべきなどとして、警察に被害届を出すように要求する声が多発。当事者間で終息した問題にもかかわらず、ネット上では火種がくすぶる異様な状況だ。

事件の発端は9月19日午前4時ごろ、岩手県盛岡市の居酒屋「炭火焼 鳥八 分店」で、閉店直後に男が来店し、ビールを出すよう要求。閉店したことを説明して断ると、男は激高してイスを投げ飛ばしたり、店主を十数回殴った。店員が通報し、警察が事情聴取したが、男は酒に酔って何も覚えていないと主張したという。

 被害に遭った店主は、同業者への注意喚起を込めて、男が暴れる様子を収めた動画をXで投稿。インフルエンサーが情報拡散させたこともあってネット上で注目を浴び、さまざまなメディアも取り上げて社会の関心を集めた。

 店主は警察立ち合いのもとで、男と面談したものの、まったく反省する様子がなかったことから怒りを覚えたが、時間や労力を考えて被害届を出さないことにした、とやるせない思いをSNSで吐露している。店主は「被害届は出さない」との結論に達した経緯と、男と交わした念書を公開。

「SNSに挙げている、事件の一部始終を記録した動画を消しません
また、テレビの取材等では、個人情報以外は、細かく、また積極的にお伝えします
この度起きたことについては、私の労力や時間のことも考え、被害届けは提出しません
上記内容を理解してください。そして二度と当店には出入り禁止とします。
当店や当店周辺であなたを目撃するようなことや、そのような情報提供があった場合には、再度警察に連絡します」

 つまり、「投稿した動画は消さない」「メディアが取材に来たら個人情報以外は出す」「被害届は出さない」「店には出入り禁止」という内容で、店側から男に向けた念書だと考えられる。一方で、「刑事さんと共に考え、相手に理解と同意を得た念書があります」と発信していることから、相手もこれに同意したとみられる。これで一件落着かと思われたが、店のSNS上には「被害届を出すべきだ」との書き込みが続々と寄せられている。実は周辺のほかの店でも、男はトラブルを起こしているようで、今後の被害拡大を防ぐためにも被害届を出すべきとの見解もある、とBusiness Journalが報じた。

閉店後の焼鳥店でビール要求&店主暴行→被害届出さない店に疑問殺到の異例事態 | ビジネスジャーナル閉店後の焼鳥店でビール要求&店主暴行→被害届出さない店に疑問殺到の異例事態 | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部