かつては全国に3,300店弱『お弁当チェーン』最大手...北海道内からは完全撤退
株式会社ほっかほっか亭総本部が関西を中心に展開するお弁当チェーン「ほっかほっか亭」。一定以上の年代の人であればテレビで流れていた「ほっかほっか亭♪」というCMソングに聞き覚えがあるのではないでしょうか。
“ほか弁”の愛称で親しまれる同チェーンは、かつては全国に3,300弱の店舗を展開し、お弁当チェーン最大手として君臨していました。しかし、2008年に起きた「ほっともっと」との分裂騒動により、2,000店舗以上が「ほっともっと」へと転換。それ以降、業界最大手となった「ほっともっと」の後塵を拝し続けている状況となっています。
親会社である株式会社ハークスレイが公式サイトで公表している資料によれば、昨年の4月からの全店舗の売り上げは前年比で各月96.9%から103.1%の間と安定した推移を見せている一方で、店舗数は昨年4月時点の880店舗から今年の8月には839店舗と41店も大量閉店しています。
また、8月31日には北海道内最後の店舗となっていた厚別南店が閉店し、道内から完全撤退してしまったことが報じられました。
一方で「ほっかほっか亭」では、50周年を迎える再来年の26年を機として“ほっかほっか亭第二創業”と銘打ち、店舗内外の空きスペース、過去10年分のレシピの有効活用を行ってくれるパートナー企業を募集する“オープンイノベーションプロジェクト”を行っているとか。
また日本経済新聞によれば、25年にはドラッグストアなどの小売店を想定して冷凍弁当を発売。価格は1食250円程度を目指すとのことで、積極的にさまざまな戦略を展開しているようです。
そんな現在の「ほっかほっか亭」ですが、筆者の住む埼玉県もわずか1店舗のみ。ここ10年ぐらいは同チェーンのお弁当を食べた記憶がないというのが正直なところ。「今の『ほっかほっか亭』ってどんな感じなんだろう……」という疑問を抱いた筆者は、埼玉県内唯一の店舗……ではなく、筆者の住んでいる北部から近い群馬県の店舗を訪れ、その味を確かめてきました。
店舗を訪れると、横にあった大きな看板に「ほっかほっか亭」のロゴを見つけ、無性に懐かしい気持ちになりました。
今回は、ライフスタイルメディア「マカロニ」が2023年に行ったWebアンケート「ほっかほっか亭の人気メニューランキング」で1位に輝いた人気メニュー「のりスペシャル」(810円、税込み)をオーダー。
810円と決して安くはなかったものの、内容的には大満足であった「ほっかほっか亭」の「のりスペシャル」。Webアンケートで1位を取るのも納得の実力でした。
現在、新しい経営戦略を展開している同チェーン。この味が楽しめるようになる日が来るよう、応援したいと思います! あとマヨしょうゆがおいしすぎるので、こちらは「叙々苑のたれ」のような形で、大容量のものをスーパーなどの小売店で販売してくれないでしょうか? 「ほっかほっか亭」さん、なにとぞご検討のほど、よろしくお願いします!とサイゾーウーマンは報じている。
編集者:いまトピ編集部