2024/10/9 15:45

約3年半で52店舗まで拡大『チェーン店』珍しいものや高級なものなどは扱っていない

パン

北海道産小麦の焼きたてパンを全国の皆さんに食べてほしいという思いから生まれた「ペンギンベーカリー」は、2021年1月からフランチャイズ展開をスタートし、約3年半で52店舗まで拡大。テレビ番組などで取り上げられることも多いチェーン店です。

同チェーンは「北海道産小麦へのこだわり」と、「バラエティ豊かな品揃え」、そして、「いつ来ても一番美味しい”焼きたて”をご提供できる独自のシステム」が特徴だとか。
また、日本カレーパン協会が主催する「カレーパングランプリ」で受賞したパンも3つそろいます。「海老カレーパンフォンデュ」は2020年度から5年連続でバラエティ部門にて最高金賞を受賞。「カレーパンフォンデュ」は21年度の東日本揚げカレーパン部門で、「北海道産牛のカレーパンフォンデュ」は24年度のチーズカレーパン部門でそれぞれ最高金賞を受賞。

このほか定番の菓子パンや総菜パン、そして北海道の総菜など約80種類の商品が並び、新商品も続々ラインナップしています。

さっそく店内に入ると、おいしそうなパンがズラリ! ハロウィンシーズンに合わせた菓子パンやリングドーナツといったスイーツ系がまず目に入り、その並びに同店の花形であるカレーパンが並びます。3種あるカレーパンは人気のようで、残り1つのものもありました。

そのほか、ベーコンエピやメロンパンなど定番の商品は一通りそろっています。食パンは「とべない食パン」という名前で1斤380円(税込み、以下同)。ペンギンの形を模した「ペンギン食パン」(1斤590円)まであり、かわいいあまり手が伸びそうになりました。手土産に持っていったら喜ばれそうです。

驚いたのは、パン以外の北海道ご当地グルメが並んでいたこと! 「北海道じゃがいもフレンチポテト」(280円)、「ザンギ串」(390円)、じゃがいもを丸ごと揚げたという「北海道名物あげいも」(460円)など。あげいもは見た目がすごくて、購入決定です。

今回、ペンギンベーカリーを利用して抱いた印象は以下3つになります。

①定番がそろう町のパン屋として使えそう
②北海道ブランドの使い方が上手!
③「カレーパングランプリ」の使い方がうまい!

パンの種類は一般的で、珍しいものや高級なものなどは扱っていません。しかし、商品名や素材名に「北海道」がついていたり、店内が北海道ムードなので、財布のひもがついつい緩んでしまう部分があるのでは。自分自身、「北海道」とつくだけで希少なモノや特別な物語があるのではとワクワクしてしまうので、巧妙に心をくすぐられました!

また「北海道」と同じように、「○○受賞」も財布を開いてしまいがちなワードのひとつ。「モンドセレクション受賞」がどうやら味を評価しているわけではなさそうだと気づくまで筆者は数年かかりましたが、「カレーパングランプリ受賞」がどれほどすごいことなのかといえば、いまいちわかっていません。

なお、ペンギンベーカリーのフランチャイズ加盟店募集要項をみると「パン生地は本部から冷凍配送」「職人不要」と挙げています。パン屋はパン職人が丹精込めて作っているんだろうなあ……と思い込んでいたので、これまたびっくりでした。
とはいえ味は間違いのないパン屋「ペンギンベーカリー」。北海道の名のもとにどこまで躍進するのか? 10年後にはどうなっているのか? 注目したいと思いますとサイゾーウーマンは報じている。

急拡大のパン屋【ペンギンベーカリー】、食べてびっくり「北海道」ブランドの巧妙さとは?(2024/10/08 19:00)|サイゾーウーマン急拡大のパン屋【ペンギンベーカリー】、食べてびっくり「北海道」ブランドの巧妙さとは?(2024/10/08 19:00)|サイゾーウーマン

編集者:いまトピ編集部