苦節30年「遅咲きの俳優」ブーム到来か『主演映画』演技に説得力アリ、これからどんどん認知度が上がりそう
10月18日公開の映画「Good Dreams」の完成披露試写会が、東京・豊洲のユナイテッド・シネマ豊洲で、さる9月24日に行われ、出演俳優たちが登壇。主演を務めた遅咲きの俳優・渡辺隆二郎が、密かに注目を浴びている。
映画の内容は、東京都江東区の下町・亀戸を舞台に、売れない役者である主人公のりゅうちゃん(渡辺隆二郎)が人助けのために奔走する笑いと涙の物語。りゅうちゃん役を演じた渡辺隆二郎は、実際に亀戸出身で、役者を始めてから苦節30年というプロフィールの持ち主だ。まさに、彼自身をモデルとしたような主人公の設定なのだが、それゆえに演技に説得力があり、これからどんどん認知度が上がりそうな予感だ。映画ライターが言う。
「渡辺さんは年齢を公式には公表されていないようですが、現在50代ですよね。そう言えば、50代から俳優になって連ドラに出ているパラゴンつよしさんとか、50代で写真集を出し、その写真集が売れているという津田健次郎さんとか、遅咲きのおじさん俳優が最近は人気です。
9月26日で最終回を迎えたNHK朝ドラ『虎に翼』で、ヒロインの猪爪寅子(伊藤沙莉)の父親役を演じていた岡部たかしさんも、50代。少し前の連続ドラマから注目されていますが、遅咲きおじさんと言えます。
ちなみに、先日エミー賞を獲得された真田広之さんは、日本では若い頃からのスターですが、アメリカのハリウッドにとっては“遅咲き俳優”といえます。50代の俳優さんは、これからもっと来ると考えています」
亀戸からは少し離れているが、どこか、葛飾区柴又フーテンの寅さんや、同区亀有の「こち亀」の両さんのような人情味あふれるキャラクターを彷彿させる。
まさに“亀戸イメージ”にぴったりなりゅうちゃん。今後の活躍が楽しみだとアサジョは報じている。
編集者:いまトピ編集部