2024/10/15 12:22

申し込みが殺到『JRE BANK』他よりお得?他の銀行関係者が「ずるい」と漏らすほど

驚き

今年5月にスタートした東日本旅客鉄道(JR東日本)のデジタル金融サービス「JRE BANK」の人気が衰えない。サービス開始当初は申し込みが殺到して連日、受付のキャパをオーバーしたと報じられた。そこから5カ月が経過しても、申し込みや問い合わせは多い。JR東日本が目標として掲げている100万口座も、早期に達成しそうだ。他の金融サービスに比べ、どれほどお得なのだろうか。

JRE BANKは5月9日、JR東日本が同グループのクレジットカード会社「ビューカード」とともに開始。最大6000ポイントのJRE POINTをプレゼントする口座開設キャンペーンなどの効果もあり、6月末までに30万口座を超えるほど申し込みが殺到した。

特に話題となったのが、運賃4割引となる「JRE BANK優待割引券」だ。対象はJR東日本の営業路線内で、JR東日本のネット予約サイト「えきねっと」で申し込める乗車券や特急券などに利用できる。
50万円以上もしくは300万円以上の資産残高、ビューカードの利用代金の引き落とし、JRE BANKを給与、賞与、年金の振込口座にすれば、次の3つの特典が受けられる。

(1)JRE BANK優待割引券(4割引)
(2)どこかにビューーン!2000ポイント割引クーポン
(3)Suicaグリーン券(モバイルSuica限定)

資産残高や利用状況によってもらえる特典の枚数は変わるが、旅行好きの方にとっては見逃せないサービスだ。
また、JR東日本は6月4日、2033年度を見据えた中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」を発表した。人口減少などでマーケットが変化する中で「モビリティー」と「生活ソリューション」の2軸による持続的成長を狙うとして、Suicaを進化させ、移動サービスだけでなくさまざまな生活シーンにつながる新たな「Suicaアプリ(仮称)」を創出するという。

Suicaを単なる移動用デバイスから「生活のデバイス」に進化させ、2027年までにえきねっとやモバイルSuicaなどの各種IDを統合する。また、クラウド化による新しい鉄道チケットシステムを開始し、例えば、駅ビルで一定額の買い物をした利用者に、帰りの運賃割引の提供を可能にするとしている。JR東日本はこの戦略により、今後10年で現在のJRE POINT生活圏を拡大したリアル・デジタル双方にまたがる「Suica経済圏」を創出し、2033年度における生活ソリューションの営業収益・営業利益を2023年度比2倍にすることを目指す。

他の銀行関係者が思わず「ずるい」と漏らしてしまうほど、JRE BANKはオトクだという。裏を返せば、他行がマネできないほどのサービスをJRE BANKでは打ち出しているといえる。今後もさらに成長を加速させる可能性がありそうだとBusiness Journalは報じている。

JRE BANKは普通の銀行よりオトク?他行関係者が「ずるい」と漏らすほど | ビジネスジャーナルJRE BANKは普通の銀行よりオトク?他行関係者が「ずるい」と漏らすほど | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部