『特撮』出演者(31)が逮捕、批判続出「罪の意識が薄すぎるか」
昨年10月に特殊詐欺事件に加担したとして逮捕され実刑判決を受けた俳優の池田純矢が、自身のX(旧Twitter)に長文の手紙をアップ。「励ましのファンレターがほしい」「出所したら全国のファンに会いにいきたい」などとする内容で、ネット上で「罪の意識が薄すぎるのでは」「ゴーカイジャーを汚さないで」などと批判的な声が続出している。
池田は14歳で「第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の準グランプリを獲得し、2011年にスーパー戦隊シリーズ『海賊戦隊ゴーカイジャー』(テレビ朝日系)のゴーカイシルバー(伊狩鎧)役を務めたことでファン層が一気に拡大。その後も『牙狼〈GARO〉』シリーズで炎刃騎士ゼン(蛇崩猛竜)を演じるなど特撮系や2.5次元系の作品で活躍し、アニメ『あんさんぶるスターズ!』の天満光役などで声優にも挑戦した。
ところが、昨年10月に都内の60代男性からキャッシュカード3枚をだまし取った特殊詐欺事件の「受け子」役で逮捕され、所属事務所は逮捕の翌日付で契約を解除。その翌月には前出のカードを使ってATMで現金を引き出したとして再逮捕され、実刑判決が下っていた。以降は沈黙していた池田だが、今月12日に「今でもファンでいてくれる貴方へ」と題した手紙をXで公開。「1年前のあの日の事、多大なるご心配とご迷惑をおかけしました事、ここにお詫び申し上げます」と謝罪した上で、「僕は先日裁判で有罪判決を受け、これから受刑者の身分になります」「僕は今天涯孤独の身です」「訳あって貯金はゼロで、今は家すら持たないホームレスの身です」と自身の状況を説明。続けて、ファンへ向けて「もしも今でもまだ貴方が僕のファンでいてくれるとするならば、お手紙を頂くことはできませんでしょうか?」「面会もいらしてください」などと呼びかけ、ファンの言葉が自身の希望になると訴えた。
さらに22日に新たな手紙を公開し、前回の手紙の反響として「中には心が折れそうになるお言葉があったりもします。大多数のご意見は『ふざけるな』なのだとは思います」と厳しい意見もあったことを明かしつつ、「“世間”と云う大きな目から見れば『大人しく息を殺すように静かにひっそりと生きろ』と言うのが大方の意見なのだとは分かっております。でもね、“たった一人”でも僕がこうして言葉を発する事で『助けられた』『勇気を貰った』『嬉しかった』そう言って下さる方が居る限り、辞めませんよ」と、服役後にファンに向けたなんらかの活動をすることを宣言した。
続けて「炎上なんて怖くもなんともないですよ。『燃えてナンボじゃい!』『応援してくれや!』『待っててくれや!』と声をあげ続けます。こんな所に居ながらでも人に元気を与えられると言う事を証明してみせます」と意気込んでいる。
この手紙は各メディアで大きく報じられたが、多くの記事タイトルで「ゴーカイジャー俳優」などと記載されたことで特撮ファンが困惑。「出演者の逮捕だけでも不名誉なのに、これ以上ゴーカイジャーを汚さないでほしい」「好きな作品だったのに思い出が汚された気分」などといった声がネット上で飛び交った。
さらに、ネット上でも「これから服役なのにこんな手紙公開するって本当に反省しているのか」「特殊詐欺の受け子なんてやっておいて、本気でこんなこと言ってるの?」「天涯孤独で貯金ゼロの人が出所後にファンに会いにいくってヤバさしか感じない」などと非難の声が続出している。
池田は「これから約3年の休養期間ののち、第二章の幕を上げたい。その為の原動力をどうか僕に与えて下さい」などとも記しており、刑期とみられる約3年を「休養期間」と表現していることも、罪への反省を疑問視される要素となっているようだ。
池田は17日付の投稿で「15日(火)に面会に来て頂いたN.Aさん、お伝えしたいことがあるので近日中(明日金か週明け月だとありがたいです)にお1人で面会に来て頂けませんか。お待ちしています」などとつづっているが、これに対しても「ファンを利用しようとしているのではないか」という疑いの目が向けられ、炎上状態になっている。
池田にどのような意図があるのかは推測することしかできないが、いずれにしても特撮番組で子どもたちの胸を躍らせた「正義のヒーロー」の姿はもうないようだ、と日刊サイゾー が報じた。
編集者:いまトピ編集部