大量閉店『チェーン店』4年間で120店舗が閉鎖も「新形態」が行列店に!V字回復!
定食屋チェーン「まいどおおきに食堂」。店舗名は立地に合わせて「地名+食堂」となっており、懐かしさが感じられる店構えが特徴です。
運営元の株式会社フジオフードグループ本社は創業以来、同店を含むさまざまな業態店を展開し、「日刊SPA!」によれば、コロナ禍直前の2019年12月期末時点で全ブランドで919店舗だったものの、コロナ禍の4年間で120店舗が閉鎖され、売上高も大幅に減少。SNS上では「まいどおおきに食堂」の閉店がたびたび話題になっていました。
しかし、フジオフードグループ本社が8月14日に発表した2024年1〜6月期連結決算は、最終損益3億9200万円の黒字。前年同期は1億9200万円の赤字だったところ、大幅に改善するというV字回復! その要因は「まいどおおきに食堂」の売上高アップもあるようです。
近頃、筆者の出かける先々でよく目にする「さち福やCAFE」。どの店も休日、平日いつもランチタイムは行列ができているので気になっていました。
調べてみると、実は「まいどおおきに食堂」の新形態だと判明! 正式なブランド名は「さち福や まいどおおきに食堂」というようで、公式サイトには「お客様に選んでいただく、チョイス式のまいどおおきに食堂を定食スタイルにして、リーズナブルな価格で提供しています」とあります。
それにしても、まいどおおきに食堂とはまるで印象が違う店構えです。
ショーウィンドウに並んでいるメニューからは大戸屋と同系列の印象を受けます。
ネット上では、さち福やCAFEは「明太子食べ放題」「ご飯のおかわり自由」との情報もありますが、この店は違うようですね。米不足が騒がれたばかりなので、仕方ありません。
水とお茶はセルフ方式、注文はスマホオーダー。店の見た目や内装の雰囲気から、接客してくれるタイプの店だと思っていたので、ちょっと意外でした。
メニューは、季節限定のさんまの定食(1,750円)がおいしそうですが、値段がお高めのような? というのも、ちょうど数日前に大戸屋で食事をしたとき、さんまが2尾もついたさんま定食が1,380円で感激したばかりなんです。大戸屋が異常に太っ腹ということなんですが、その落差に「高いなぁ」と思ってしまいました。
まいどおおきに食堂の新形態「さち福やCAFE」。今回利用しての所感は以下の2つです。
①定食セットは小鉢が多くてうれしい
②カフェとファミレスのあいだのような空間で居心地が良い
③明太子食べ放題、ご飯おかわり自由が復活したらかなりリーズナブル
②については、この日の客層が象徴的で、食後に話し続ける大学生風の女子二人組やシニア層のグループ、高齢の単身男性は瓶ビールと小鉢でゆっくり酒を楽しんでいました。食堂だったらなかなかこういう光景は見られませんよね。
一方で、カフェ利用を勧めてるわりにドリンクやデザートメニューが少ないのはもったいない限り。最近の大戸屋にはドリンクバーがありますし、デザートの品数もさち福やCAFEより充実しています。今後、さち福やCAFEのカフェ部分にも期待したいと思います!とサイゾーウーマンは報じている。
編集者:いまトピ編集部