SNSの当面休止を宣言「当社顧問弁護士とも相談の上、厳正な対応を検討して参ります」
嵐の二宮和也が、家族と「七五三」の参拝に訪れた際の写真が週刊誌メディアに無断掲載された件について、SNSと個人事務所を通じて怒りの抗議を表明した。過去には有吉弘行も週刊誌による“家族の盗撮”に憤りを示しており、芸能人やその家族のプライバシーをめぐり議論が巻き起こっている。
二宮については、1日付の写真週刊誌「FLASH」(光文社)のWEB版が「二宮和也、嵐デビュー記念日直前のオープンすぎる“家族4人で七五三”姿“厳戒態勢”結婚前からいまや激変」と題し、七五三の参拝をする二宮と家族の姿を写真入りで報道。写真にはスーツ姿の二宮が写っていたほか、長女と次女、妻と思われる女性の顔にはモザイクがかけられていた。
これを受けて、二宮は2日付のX(旧Twitter)で「〝自分のプライベートは撮られるのは嫌だけど仕方がない〟と自分に言い聞かせながら生きてきた人生でした。勿論、自分の仕事の性質上その方が〝生きやすい〟というのもあったのでそう理解して生活をしておりました」とした上で、「今回の事に関しては到底理解出来るものではありません」と抗議。勝手に一般人を撮影してネットに掲載する行為は近年のマナー・モラルから逸脱しているとして、「プロならモラルやマナーは守らなくて良いのか?人の家族にモザイクをかければいいのか?色々な疑問は生まれてきます」と訴えた。
さらに「恐らくこの出版社、カメラマンさんが〝配慮〟のつもりでモザイクをかけたのかとおもいます。ただ、環境や理由がどうあれ一般人である家族は写すのだけはやめてください。あなた、モザイクをかけた事はあるけどかけられた事ないでしょ?」と珍しく感情をあらわにし、「こういった負の感情しか生まれてこない今、個人のこの場での発言する事は良くないなと。見て下さる皆様の気分を害する恐れがある為、今回二宮はXをお休みする事にしました」とSNSの当面休止を宣言した。
これで終わらず、二宮は4日夜に個人事務所「オフィスにの」の公式サイトでも声明を発表。プライベートの無断取材や撮影について「二宮及び当社としては、二宮が芸能活動を行う上で、二宮の活動が一般の興味関心の的となること自体は、正当性の認められる限度で理解しております」と本人に関してはある程度許容した上で、「しかしながら、一部の週刊誌においては、一般人である二宮の家族の姿態を無断で撮影したり、そのプライバシーに関わる事項を取材したりするなど、到底読者の皆様の正当な興味関心事に答えるとはいえないような行為が繰り返し行われ、場合によっては家族が重大な犯罪に巻き込まれかねないことについても大変懸念しております」として、家族を巻き込むことについては看過できないと改めて訴えた。
さらに「一般人である家族に関する事柄については、記事化する正当な理由は何らありません」「このような取材を行う一部週刊誌等に対し、厳重に抗議するとともに、特に悪質なものについては、当社顧問弁護士とも相談の上、厳正な対応を検討して参ります」と、厳しい姿勢を見せている。
週刊誌による家族の撮影については、今年6月に有吉が「盗撮をして。一般人の写真を載せたり 生後数ヶ月の子供の写真に 未成年の犯罪者みたいにモザイクかけてまで 掲載。まあイヤでしょ」と思いを表明。「週刊誌の人って家族いないんですね。スゴっ これ訴えると倍返しなんですよね。怖っ!」などとも記し、写真週刊誌「FRIDAY」(講談社)が元フリーアナの妻・夏目三久さんや赤ちゃんにモザイクをかけた写真を掲載したことに苦言を呈した。
二宮にしても、有吉にしても、共通しているのは「自分の無断取材や撮影はある程度許容できるが、一般人である家族を標的にするのはモザイクをかけたとしても許せない」という主張だ。これに対して、ネット上では「ニノがこんなに怒るなんてよっぽどだし、ふつうに考えて家族にモザイクかけて載せられたら嫌に決まってる」「一般人を勝手に載せるなんて一般レベルでもアウトなのに、週刊誌だと許されているのはおかしい」「週刊誌の人も仕事なのは分かるけど、最低限のルールとして一般人の家族を撮るのはやめようよ」などと同情的な声が集まっている。
世論的にも「一般人である家族まで撮影の対象にすべきではない」「モザイクをかければいいというものではない」という意見が大勢を占めているように見えるが、このまま写真週刊誌は旧時代のままの感覚を続けていくのか。芸能人の家族までターゲットにしていいのか、考え直す時期に差し掛かったのではないだろうか。
と、日刊サイゾーは報じた。
編集者:いまトピ編集部