2024/11/6 17:19

『野村証券』元社員、放火&強盗か…「約2600万円を奪った疑い」も

恋

野村証券の元社員が顧客の自宅で食事をもちかけ、食べ物に薬物を混入させて放火したうえで現金約2600万円を奪った疑いが持たれている。広島県警は強盗殺人未遂と現住建造物等放火の容疑で梶原優星容疑者を逮捕した。かつてより減ったものの、証券会社では現在でも自宅訪問営業は広く行われているが、その営業スタイルに潜むリスクはないのか。また、証券会社は富裕層・準富裕層をはじめとする多数の顧客リストを作成・保有しているが、強盗事件の続出が社会問題化するなか、悪意を持った社員が金銭目的で自社の顧客リストを業者に流出させると、事件を誘発してしまう懸念はないのか。
被害にあったのは広島市に住む80代の夫婦で、放火に気が付き逃げて無事だった。「FNNプライムオンライン」などの報道によれば、梶原容疑者は業務外で複数の顧客から資金を集めて投資を行っていたが損失を抱えたため、損失を埋めるために犯行に至った疑いがあるという。すでに野村証券は梶原容疑者を懲戒解雇した。

「金融機関の社員は業務で知り得た企業の内部情報などに基づいて個別株の売買などを行うことは法律で禁止されているが、会社の規則で許された範囲で投資を行うことは可能。証券会社にいれば自然と入ってくる情報は一般の人に比べて段違いに多いし、専門的な金融知識も豊富なので、直接的に個別株の売買をしなくても、一般投資家と比べれば有利になる。特に大手である野村は個人としての業績が良ければ20~30代でも数百万円単位のボーナスを得ることもあり、業務外でそれを元手に他の人からも資金を集めてひと儲けしようという発想になってしまうのも無理はない」(証券会社社員)と、ビジネスジャーナルが報じた。

野村証券の元社員、顧客宅に放火・強盗か…証券会社の自宅訪問営業のリスク | ビジネスジャーナル野村証券の元社員、顧客宅に放火・強盗か…証券会社の自宅訪問営業のリスク | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部