『楽天カード』日本国内では「改悪」の声が相次ぐ
2023年11月に発表され世間を賑わせた、楽天カードの年会費有料クレジットカードの一部変更。とりわけユーザーが「これは改悪だ」と憤慨したのが、楽天プレミアムカードの付帯サービス「プライオリティ・パス」による海外空港ラウンジの利用制限である。それまでは利用回数に制限はなかったが、2025年1月1日以降は無料で利用できるのが年間5回まで、というものだ。
現在、無制限で海外ラウンジを利用できるプライオリティ・パスを入手する最も安い方法は、クレジットカードに年間1万1000円のプレステージプランをつける方法。その他のクレジットカードでは、年会費が2万円から3万円程度かかるのが一般的だ。
そのため、多くのユーザーからは「プライオリティ・ラウンジにそれほどの価値があるのか」という疑問が上がっている。国によっては食事やアルコールなどのサービスを提供するプライオリティ・パス・ラウンジも存在するが、一部の国のラウンジでは、次のような不満の声が。
「上海の空港で乗り換えをした際、私が利用したターミナルには3つのプライオリティ・ラウンジがあるはずでした。ところが実際にはひとつしか使えない、と言われたんです。長蛇の列で、ラウンジに入るのすらひと苦労。ようやく入れたと思ったら、人が多すぎて座る場所を確保できませんでした。食事の提供はなく、ドリンクすら並んでいて、混雑のために体調が悪くなってしまいました。結局、水だけもらってラウンジを出ましたが、一般待合室の方が広々として快適に過ごせましたね」
プライオリティ・パスなどのカード付帯サービスによって、多くの人々がプライオリティ・ラウンジを利用するようになった。その影響で、自虐的に「プライオリティ・パス難民」と称する人もいる。日本国内では改悪の声が相次ぐクレジットカードだが、海外のラウンジではしばらくの間、混雑が続くことが予想されるとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部