『製薬会社』虫さされ・かゆみ薬、74万個を自主回収「承認規格を下回る可能性」
佐藤製薬が製造販売する「タクトホワイトL」「テオドランホワイトL」について、現在商品回収が行われています。回収方法、対象商品をまとめます。
佐藤製薬株式会社が製造販売する一般用医薬品の外用鎮痒消炎薬「タクトホワイトL」「テオドランホワイトL」について、「有効成分ジフェンヒドラミンの経時的な含量低下が見られ、使用期限内で承認規格に抵触したため」、現在、およそ74万個の自主回収が行われていることが、消費者庁リコール情報サイトで明らかになりました。
これら商品の効能・効果又は用途等は、虫さされ、かゆみ、湿疹、かぶれ、じんましん、皮膚炎、あせも、しもやけ、ただれとなります。
回収を行う商品は、「タクトホワイトL」「テオドランホワイトL」で、出荷時期が2021年7月 6日から2024年10月30日のもの(※対象ロット、数量及び出荷時期は以下)。
なお、佐藤製薬によれば、ジフェンヒドラミンの含量低下により期待される効果の減弱が想定されるものの、「承認規格からの低下は僅かであることから、有効性が大きく損なわれることはなく、重篤な健康被害が生じるおそれはないと考えております」とのこと。
11月7日時点で健康被害の報告はありません。
「有効成分の一つであるジフェンヒドラミンの含量の経時的な低下が見られ、使用期限内に承認規格を下回る可能性があることが判明しましたので、自主回収することといたしました」と報告しています。
また、「本製品をお買い上げいただきましたお客様には大変お手数をお掛けいたしますが、該当ロットの製品をお持ちのお客様におかれましては、弊社のお客様相談室までお問い合わせをお願いいたします。店頭での対応は行っておりませんので、ご了承ください」とアナウンスし、「この度の自主回収により、お客様をはじめ、お取引先及び関係者の皆様に多大なご心配とご迷惑おかけしますことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪しています、とサイゾーウーマンが報じている。
編集者:いまトピ編集部