2024/11/10 20:11

すっかり見かけなくなった...『居酒屋チェーン』最盛期は全国550店舗→現在は国内114店舗「ランチ」がかなりアリ!

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※価格や情報は2024年7月14日現在の情報です。
※最新の情報は公式サイトをご確認ください。

かつて、居酒屋御三家といわれた「村さ来」「養老乃瀧」「つぼ八」。そのひとつ、「村さ来」は2023年に創業50周年を迎えました。80年代の全盛期は、全国に約800店舗あったものの、現在は約70店舗に激減しています。

「村さ来」のほかにも、「ゆるりと菜村さ来」「ふらりむらさき」という新業態も展開。「ふらりむらさき」はドライバーやお酒の飲めない方も気軽に楽しめる店がコンセプトで、11月に3店舗目が宮城県石巻市にオープンしました。

1973年に北海道札幌市で創業した居酒屋チェーン「つぼ八」。その後、全国展開を行った同チェーンは、「村さ来」「養老乃瀧」とともに“居酒屋御三家”と呼ばれるほどの隆盛を見せていました。

しかし、1987年に起きた創業者である石井誠二氏が追放される社内問題などで経営が迷走。くわえて、2000年代以降は同チェーンよりも価格帯の安い競合チェーンが多く現れたことなどで、苦境に立たされることになりました。

その後、勢いを失った同チェーンは2018年に酒屋チェーン「やまや」と、その連結子会社である居酒屋チェーン「チムニー」により買収され、リスタートを切っています。同年にこの買収を報じた「東洋経済オンライン」の記事によれば、最盛期の2000年には全国550店舗あったという「つぼ八」の店舗数は、現在は国内114店舗(公式サイトによる)と、5分の1程度まで減少。

すっかり見かけなくなった同チェーンは、今どうなっているのか……。そんな疑問を持った筆者は、気軽に味を確かめることが可能なランチが実施されている店舗を訪れ、その実力を測ることにしました。

最初は(筆者の確認ミスなどもあり)、あまり印象が良くなかった「つぼ八」のランチでしたが、クオリティとしてはかなりアリというのが筆者の結論でした。

今回は「北海道産豚肩ロース味噌焼き」の値段がそれなり高めだったこともあってか、1,000円越えとなりましたが、メニューを厳選すればさらにコスパをよくすることも可能でしょう。また、通常メニューをおかずとしてランチセットにできることも、個人的にはうれしい点です。

上で述べた、ご飯のお供になるメニューが少ないことはデメリットではありますが、逆に言えば一般的な定食ではありえない構成を作ることができる、という楽しさがあるとも言えます。何より、興味のあるメニューをランチで食べてみて、気に入ったら居酒屋利用でもオーダーできるという“お試しメニュー”としても機能する点は素晴らしいのではないかと思いました。

残念なのは、筆者が住んでいる埼玉県から今回取材した「つぼ八 津田沼店」はかなり遠いということ。この形でのランチを、ほかの店舗でも手広くやって欲しいな、と思った次第です。近くにお住まいの方は、ぜひ同店舗を訪れ、“自分だけのランチメニュー”を作ってみてください。

ただし、ランチ利用ということはしっかりと伝え、お通しをカットするという点は注意してくださいね!とサイゾーウーマンは報じている。

800店から激減の居酒屋「村さ来」の一方、【つぼ八】は? 行ってみたら「豚肩ロース味噌焼き」が最高だった!(2024/11/10 13:00)|サイゾーウーマン800店から激減の居酒屋「村さ来」の一方、【つぼ八】は? 行ってみたら「豚肩ロース味噌焼き」が最高だった!(2024/11/10 13:00)|サイゾーウーマン

編集者:いまトピ編集部