『ドラマ』個人視聴率2.8%、「冒涜した演出」に批判の声が続出
奈緒主演、Kis-My-Ft2・玉森裕太が出演するドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系)第5話が11月5日に放送され、平均視聴率が世帯5.0%、個人2.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかったという。
本作は、結婚式当日に彼氏に逃げられてしまった主人公の佐藤ほこ美(奈緒)が人生どん底のタイミングで金髪の謎の男・葛谷海里(玉森)と出会ったことをきっかけに、自分を変えるためボクシングを始めるラブコメディー。世帯視聴率は5~6%台ながらTVerでは毎話最世界数1位を記録するなど、高い注目を浴びているとのこと。
第5話では、海里の涙にもらい泣きした視聴者が続出していたようで、テレビ誌ライターは
「ドラマでは序盤から元プロボクサーだった海里が“人殺し”と呼ばれるシーンが多々あり、それが7年間の対戦相手が海里との試合のダメージで亡くなっていたことが明らかになりました。海里はそれを引きずって生きてきたのですが、5話ではようやく前を向いて進むことを決意。対戦相手の遺族に土下座で謝罪するも罵倒され、追い返されてしまいます。そればかりか、“人殺し”の噂や遺族からのクレームによって仕事が突然キャンセルになったことで、海里は自暴自棄になってしまう。苦悩する玉森の切ない演技に“クズきゅん”させられた女性たちが大勢いたようです」
と語る。
その一方で、作中でプロボクシングの試合での「リング禍=殺人」だと強調する演出には、批判の声も続出。ネット上では、
《ドラマとはいえボクシング試合での事故を人殺し呼ばわりはないやろ》《いやぁ、知らなかった! ボクシングの試合後に死亡事故が起こったら 相手選手は、人殺し扱いされるのね》《てか、これで人殺しって言われる海里くん可哀想すぎん?》《ボクシングの事故で人殺し呼ばわりされたら誰もボクシングできなくなるぞ》
といったコメントが飛び交っているようだ。
「ボクシングファンの記憶に新しいところでは、昨年12月の日本バンタム級タイトルマッチで生じた右硬膜下血腫がもとで、プロボクサーの穴口一輝選手が2月に亡くなっています。試合は10ラウンドまでもつれる激闘で、穴口選手は4回ダウンを奪われながらも健闘し、逆転も十分あり得る展開でした。確かに悼まれる事故だったのは間違いありませんが、もし穴口選手の対戦相手がドラマを見ていればショックを受けるでしょうし、ある意味、真剣勝負の格闘技の世界を冒涜した演出でもありますね」(スポーツライター)
ドラマとはいえ、一部の視聴者は胸糞悪さを感じてしまったようだと「アサ芸ビズ」が報じている。
編集者:いまトピ編集部