327店→103店舗『大手チェーン店』数年にわたり赤字も「V字回復」したはずが...
大衆居酒屋チェーンとして有名な「はなの舞」。閉店店舗が相次ぎ、現在は107店舗になっています。そんな同店の現在が気になり、ランチ時に利用してみました。
居酒屋チェーンの大手、チムニーが運営する「海鮮居酒屋 はなの舞」。2014年には327店あったものの、24年1月末現在は103店舗にまで減少しています。
ほかの外食チェーンと同じく、コロナ禍の影響を受けて20年3月末から21年3月末にかけて71店舗も大量閉店しました。
チムニーの業績は数年にわたり赤字が続いていたものの、24年3月期の連結経常利益は14.4億円の黒字(前の期は16.3億円の赤字)とV字回復。同社の運営する居酒屋「さかなや道場」「魚星」が好調だとか。
しかし、24年4〜9月は悪化。連結経常利益は前年同期比27.0%減の3.6億円に減少。直近の7〜9月期で見ると、連結経常利益は前年同期比76.0%減の0.6億円に大幅ダウン。売上営業利益率は前年同期の3.6%から0.8%に悪化しています。
ちなみに、チムニーはスーパーのジャスコ(現イオン)が1984年に設立。業績不振で食肉メーカーやファンドに売却され、その13年からイオン系の酒専門店チェーン・やまやの傘下へ。巡り巡ってイオンの元鞘に収まっています。
今回、はなの舞を利用して新たに発見した魅力は、以下の3点です。
①ランチメニューの充実ぶり
②海鮮のクオリティに安心感がある
③ファミレス並みに使える対応力の高さ
ランチを提供している店舗は限られているようですが、メニューの充実ぶりはファミレス並み! 考えてみれば、居酒屋のメニューは唐揚げから刺し身からステーキまで、あらゆるジャンルの料理を提供しているので、ランチにそれが応用されたら、ファミレスになるのも当然といえそうです。
そんな中でも、はなの舞といえば海鮮。海産物へのプライドは高いはずなので、刺身系を頼んで外れることはないでしょう。
ランチを一度利用しただけではありますが、コスパの面でいえば、はなの舞よりおいしい刺身を出す店は確かにありますが、1,200円という価格でこれほど満足感あるものを食べられる点でいえば、かなり貴重なのでは。
個人的には、はなの舞を「海鮮系ファミレスチェーン」として見直すことになった今回。グランドメニューをチェックすると、刺し身に醤油ではなくヒマラヤ岩塩などを合わせるという食べ方が紹介されていたので、今度は飲み屋利用してみたいと思いました!とサイゾーウーマンは報じている。
編集者:いまトピ編集部