【初登場1位】3日間で17万5000人、興行収入2億4900万円
最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、11月8~10日)で、アニメーション映画『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』(11月8日公開)が初登場1位を獲得した。
主人公のエレン・イェーガー(梶裕貴)らが巨人を駆逐する戦いから始まった同作は、全国147スクリーンという小規模での封切りとなったが、初日から3日間で観客動員17万5000人、興行収入2億4900万円をあげて1位発進を遂げた。
前回5位の柳葉敏郎主演『室井慎次 敗れざる者』(10月11日公開)は3位に上昇し、累計興収は14億円を突破。主人公・室井慎次(柳葉)はフジテレビ系ドラマ『踊る大捜査線』の登場人物で、2005年にも室井にスポットを当てた『容疑者 室井慎次』が公開し、最終興収は38.3億円を記録している。
今月15日からは『室井慎次 敗れざる者』の後編『室井慎次 生き続ける者』も上映開始され、さらなる盛り上がりが期待される。なお、配給の東宝は『踊る大捜査線』の全映画シリーズの累計興収が500億円を突破したと発表している。
ちなみに、東宝は24年3〜8月の連結決算で売上高が前年同期比17%増の1636億円、純利益が22%増の264億円と、いずれも同期間では最高を記録。10月時点で25年2月期の連結営業利益が前期比5%増の620億円と過去最高を更新する見通しであることを発表した。
今年の東宝配給作品では、アニメ映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(4月12日公開)が『名探偵コナン』の劇場版シリーズ史上最高の興収157.1億円を叩き出したほか、同じくアニメ作品の『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(2月16日公開)が興収115億円超、そのほか実写映画『キングダム 大将軍の帰還』(7月12日公開)や『ラストマイル』(8月23日公開)なども好調だった。
そのほか、いずれも11月8日公開のドウェイン・ジョンソン主演『レッド・ワン』は4位、アニメ映画『風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』は5位、池松壮亮主演の『本心』は10位にそれぞれ初登場。
『風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』は桐山漣と菅田将暉がダブル主演した特撮ドラマ『仮面ライダーW』(テレビ朝日系)の正統続編として「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中の『風都探偵』(原作・石ノ森章太郎氏、脚本・三条陸氏、作画・佐藤まさき氏)を原作としたアニメシリーズの劇場版で、全国93スクリーンと超小規模公開ながら5位を獲得したとサイゾーウーマンは報じている。
編集者:いまトピ編集部