演技力の高さ『ドラマ』表現力の高さ「威力を炸裂させている」
志田未来の演技力、表現力の高さは知っていたはずだが、11月14日深夜からスタートした「下山メシ」で志田がその威力を炸裂させている。
志田が演じているのは趣味が登山のフリーイラストレーター・いただきみねこ。松重豊主演の「孤独のグルメ」シリーズ、栗山千明主演の「晩酌の流儀」シリーズ、濱津隆之主演の「絶メシロード」シリーズなど、テレ東深夜枠で放送されるグルメドラマは「飯テロ」との異名を付けられながら、多くの視聴者から愛されていることで有名だが、ここに来て志田が「待ってました!」と言わんばかりにこの「飯テロ」ドラマの主人公として躍り出てきたと言っていいだろう。
「標高1000メートル未満の低山を登っては下りてメシを食う」という1話完結型ドラマで、初回は都内で高尾山の次に有名な御岳山。登って下りた直後に「はらしま食堂」をみつけ「あじフライ定食」を食べたのだが、これがまさに「飯テロ」攻撃そのもの!冷凍庫の中に1枚だけ眠っていた業務スーパーで人気のあじフライを食べずには眠れなくなってしまったほどだ。
対人コミュニケーションが苦手なみねこ(志田)はこの日、山で会った結子(うらじぬの)に頼まれて写真を撮ったことで、いつもより多くのカロリーを消費。そのため多くのカロリーを摂取しようと下山後は揚げ物を食べようと心に決め、あじフライ定食にたどり着くのだが、このプロセスを「心の声」としてアフレコしている志田がすさまじいのだ。「みねこのワクワク」が伝わってきて、つい2010年公開のアニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」で主人公のアリエッティの声を志田が演じた時に味わった感動を再び感じてしまった。志田未来すげぇぇぇ!
番組公式ホームページに掲載されている志田のインタビュー記事にも「声にするセリフではなく心の声で伝えるシーンも多いので、表情豊かに演じられたらと思っています」とあるが、その言葉に偽りナシ。また「台本を読んだらほぼ1人で黙々と登山して食事していて、テレ東でよく観るわたしが大好きなあの感じだ!と、テンションが上がりました」とも語っているが、志田が間違いなくみねこ役をめっちゃ楽しんでいることが伝わってくるのも見どころの1つだろう。
次週第2話でみねこは高尾山の下山後に炭火焼肉を食べるというから、「飯テロ」攻撃されることを前提に、ちょっといい牛肉を買っておこうと思う。とアサジョは報じた。
編集者:いまトピ編集部