24日、電撃退団を報告「給料泥棒」ファンは不満を露わ
田中将大投手の東北楽天ゴールデンイーグルス退団が波紋を広げおり、一部では上層部との確執を指摘する声もあるほどだ。
田中投手は11月24日に自身のYouTubeで、楽天からの退団と新チームで現役を続行すると報告。米メジャー以外では入団から楽天一筋、元監督の野村克也さんが「マー君神の子不思議の子」と称すなど、チームと球界を代表する選手なだけに激震が走っている。
「田中は2013年に24勝無敗という異次元の成績を叩き出し、球団を初の優勝・日本一に導いた功労者。ノムさんは神の子と評しましたが、現人神のごとく礼賛され、批判など許されない状態でした」(スポーツ紙パ・リーグ担当記者)
その威光から、歴代最高年俸の9億円で2021年に国内復帰。しかし復帰後に勝ち星が負けを上回ったことはゼロ。毎年、野球協約で定められた40%を上回る減俸でサインし、今季に至っては1試合の登板に終わった。
「いわば、今の田中は給料泥棒であり、球団の功労者といえど、高待遇で残すわけにはいかない。野球解説者の高木豊氏はこの点を指摘しているし、ファンも一部は冷静に受け止めています」(同)
だが、かつて神だった男の退団に、楽天ファンは不満を露わにしている。その矛先として批判を浴びているのが、過去に監督も務めた石井一久シニアディレクター(SD)だ。
石井SDは田中投手が退団を発表した24日にオンライン会見を開き、契約について「減額制限を超える減俸を提示し、選手の同意が得られなかった場合は保留者名簿に載せられなかった」などと説明。
また「最後は本人から自由契約にしてほしいということだった」と田中投手から退団を申し出たことを明かした。
田中投手もこの点は認めていて、26日に本拠地・楽天モバイルパークで行った囲み取材で「一番はやりがいをどれだけ感じられるか」「その中で、こういう答えを出すことにしました」などと説明。
「オファーをいただいた」「『やらなければ下がる』っていうのは当然で、そこは受け止めて来シーズンもプレーする気持ちではありました」など、大減俸には納得した上で残留するつもりだったと明かしている。
しかし、同時に田中投手は「実質、居場所はないんじゃないかってぐらい」「ちょっともう出るしかないなと」とも発言しており、球団と“やりがい”の溝を埋められなかったとしていた。
ファンはこの原因が石井氏にあるのではないかとして《マー君はもう金じゃないでしょう。石井一久の態度、姿勢だよ》《石井一久はマー君の価値を分かってない》と声を上げている。
「石井氏はオンライン会見で『田中選手はウチにとってすごく必要なプレーヤーで、創設以来貢献してきてくれた』とも語ったが、こんなものはリップサービス。田中自身も大減俸は覚悟の中、それでも退団を選んだのだから、よほどモチベーションを削ぐような契約やオプションが盛り込まれていたのでは」(スポーツ誌編集)
ところが、何の因果か、田中投手の移籍先最有力には、石井SDが現役時代に所属し、現在も何かと関係のある東京ヤクルトスワローズの名前が上がっており…。
「ヤクルトは、ソフトバンクから国内FAを宣言した石川柊太投手の獲得を目指しているが、同時に田中投手も調査している。現在ヤクルトのヘッドコーチを務めているのは、田中投手の楽天時代のチームメイトで、2年前にヤクルトで引退した嶋基宏氏。他にも、若手時代にチームメイトだった吉岡雄二氏や宮出隆自氏、現役では昨季までチームメイトだった西川遥輝選手もヤクルト。田中投手としては旧知の仲が多く、やりやすい環境なのは間違いない。子どもは東京に住んでいるとのことだし、家族と一緒に住むこともできる」(球界関係者)
田中投手は日米通算200勝まで、あと3勝としている。セ・リーグ、特にヤクルトでは先発ローテの一角を担うことができるかもしれないが、はたしてその去就は…。
と、週刊実話WEBは報じた。
編集者:いまトピ編集部