ゴキブリ混入だけじゃない…カビの発生。驚きの「食品・製品の自主回収」理由
こんばんは、編集部のNです。連日、食品の自主回収情報に目を通す中でびっくりしたものを紹介します。
こんばんは、編集部Sです。最近、サイゾーウーマンで食品を中心とした自主回収情報をお届けしているのはご存じでしょうか? そのため、毎日リコール情報に目を通しているのですが、記事化していない商品の中には、「そんなことあるの!?」と驚いた理由もあるんです。
9月からほんの3カ月にも満たない情報収集期間ではありますが、そんなふうに驚がくしたものについて、今回はご紹介したいと思います。
11月21日から11月22日まで販売された、堂下英子さんの「大根の漬物」。その46本が、食品衛生法違反で自主回収することになりました。違反内容は、「漬物製造業の許可なく、漬物を販売した」というもの。
え、JAで漬物売るのって許可必要なの!? という驚きと、それくらい許してあげて!! という気持ちになってしまったんです。だって、たった46本ですし……。私もJAの直売所でよく買い物しているので、そこに出入りしている農家さんたちの姿が頭に浮かんで、「これで金儲けしようとかじゃなくて、きっと野菜を並べるついでに置いただけなんだからさ……」と同情してしまったんです。
それなのに、消費者庁のサイトでは、堂下さんの住所まで公開されていて(製造業者扱いなので仕方ないのですが)、なんだか同情しちゃうんですよね。
それで「漬物製造業の許可」について調べてみると、今年6月1日に食品衛生法の改正が適用されて、従来、許可が不要だった漬物製造業、水産製品製造業、液卵製造業にも食品営業許可の取得が必要になったとのこと。きっと堂下さんは、このことを知らなかったのかもしれませんね……。
食品ではなく、靴の回収情報です。めったに靴情報は目にしないんですが、有名なブランド「ダイアナ」が956セットを自主回収することになりました。
その理由は、「靴底が破損する可能性があり、怪我をするおそれがあるため」。いやいや、靴底が壊れるってどんな靴よ!? って思いませんか?
最上段のローファーを見て納得しましたよ。これはソールがベロっといってもおかしくなさそう……。こんないかついソールの靴、近頃確かによく目にしますが、ダイアナのものはご注意ください。また、お心あたりの方は以下から詳細をご確認ください!
とにかくカビ! カビの発生が多すぎる
今年の長引く暑さを象徴しているのでしょうか。本当に連日、カビ発生で回収の情報を目にします。
大手だと、ビーフジャーキーで有名なテングの「ビーフステーキジャーキー」、スーパー・ベルクのPB「くらしにベルク 播州揖保乃里そば 80g×4束」「くらしにベルク トマトピューレ 350g」、ドン・キホーテのPB「情熱価格 有機割れむき甘栗」 など。
小規模な回収も目につき、たとえば広島の道の駅などで売られた世羅幸水農園「いちごジャム」、新潟県立高田農業高等学校が文化祭で販売した「高農イチゴジャム」などなど……。
また変わったところでは、不織布マスクシートから「真菌(カビ)が検出された」としてアイビー化粧品「モイスト シート エンリッチ」も回収になっています。
大手メーカーがしっかりと衛生対策をとっていても、カビが発生するんですから、そりゃ我が家の風呂場もカビるわけだよなぁ……。なんてことに気付かされたりもします。
ほとんどの自主回収の理由は「表示漏れ」
今回は例外的なケースを2つ取り上げましたが、ほとんどの自主回収の理由は「表示漏れ」のようです。アレルギー物質の表示をしていないとか、消費期限の印字がされていない、などがあてはまります。
ゴキブリ混入、金属混入のインパクトに比べると小さなことに感じられますが、食物アレルギーの当事者が食することや腐敗や汚染したものを口にする危険性を考えると、恐ろしいものがあります。
生まれてから今まで、当たり前に市販品を食べてきて、なんの問題もなく生活できていることが結構ラッキーなことなんだなとも思わされますね。
これからもおいしくて安全な食べ物を口にできるよう、サイゾーウーマンも微力ながら情報を発信していきますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします!
と、サイゾーウーマンは報じた。
編集者:いまトピ編集部