NewJeans、なぜ『紅白』に選ばれなかったのか
Amazon契約解除騒動の渦中にある韓国の人気ガールズグループ「NewJeans」が、今月4日に生放送されたフジテレビ系音楽特番『2024FNS歌謡祭』第1夜に出演。圧巻のパフォーマンスでファンを魅了したといい、これ以外にも複数の日本の音楽番組に出演したが、出場が有力視された大みそかのNHK『紅白歌合戦』は“落選”となっているとのこと。
彼女たちの代わりであるかのように「NewJeansのパクリ」とも指摘された新人グループの出場が決まっており、その背景にはNHKの「HYBEとのズブズブ関係」や「事なかれ主義」があるとみられているようだという。
NewJeansのプロデューサーでグループの生みの親でもあるミン・ヒジン氏は、韓国の大手芸能プロ「HYBE」傘下のADOR社の代表を電撃解任され、HYBE側に対してメンバーたちがミン氏の復帰などを求め、強い抗議の意思を表明。メンバーのハニが、ADOR社内で他のグループにあいさつしたところ、そのマネージャーがメンバーたちに「無視しなさい」とハニにも聞こえるように指示したという「いじめ疑惑」を韓国国会で証言したことも話題に。
NewJeansは先日の会見で「信頼関係が崩れた」としてADOR社との契約解除を一方的に発表したが、ADOR社側は「専属契約は依然として有効」と主張。すでに決まっている日程は予定通り消化するとしているが、今後はどうなるか不透明で、グループ名や既存の楽曲が使えなくなる恐れがあり、巨額の賠償金が発生する可能性もある泥沼の騒動になっている様子。
NewJeansは日本のCMなどにも複数起用され、幅広い世代で知名度と人気が高まっていることから、昨年に続き『紅白歌合戦』に出場すると当初はみられていたが、出場者ラインアップに彼女たちの名前はなく、その代わりに同じHYBE系列の新人グループ「ILLIT(アイリット)」の初出場が決まっているという。
ILLITも若者世代から高い支持を得ているが、今春にデビューしたばかりで認知度はNewJeansにまったく及ばないといい、にもかかわらずNewJeansが選ばれなかったと理由として、業界内では「NHKがトラブルを恐れて“安パイ”に走ったのでは」と指摘されているようだ。NewJeansは「予定されていた仕事は消化する」としているが、不安定な立場であることは否めず、NHKの「事なかれ体質」が選定に影響したのではないかという。
また、NHKとHYBEの「ズブズブ関係」が根底にあるとの見方も。今回の『紅白』では、紅組のLE SSERAFIMや白組で初出場するTOMORROW X TOGETHERがILLITと同じHYBE系列。K-POP系の出場グループ全4組中、3組がHYBE系列となっているといい、NewJeansを出場させればHYBEとの関係に亀裂が入りかねないため、事務所側がプッシュしているILLITを「忖度」で選んだのではとみられているようだと「日刊サイゾー 」が報じている。
編集者:いまトピ編集部