『いきなり!ステーキ』のパクリと揶揄されるも「店舗数1.5倍」着実に成長、サラダも食べ放題
Amazonペッパーフードサービスが展開するステーキチェーン「いきなり!ステーキ」が12月2日から、ライスやライス付きセットの価格を一律30円値上げしたが、これに疑問の声が上がっている。
「今回の値上げの理由について公式は『米の価格高騰の影響』としており、同チェーンがライス関連のメニューを値上げするのは初めてとなります。値上げの対象は全部で16商品。ランチメニューで人気の『ワイルドステーキ(150g)』は1560円から1590円に引き上げられました」(経済ライター)
農林水産省によると、今年10月の新米の相対取引価格は、すべての銘柄の平均で前年同月比57%上昇し、過去最高を更新。値上がりに歯止めがかからかない状態となっているため、今回の「いきなり!ステーキ」の値上げにも理解を示す声は少なくない。しかし一方、「いきなり!ステーキ」では「ライス大盛無料」「おかわり無料」は継続するとのことで、《大盛りにしない人、おかわりしない人は損してない?》《なんだか、おかわりする人のぶん多く支払っているみたい》《それなら値上げせずに、大盛りとかそっちを有料にすればいいのに…》との意見もSNS上で見られた。
「『いきなり!ステーキ』がライス関連商品を値上げするのに大盛りやおかわりの無料サービスをやめないのは、ライバルとも言える『やっぱりステーキ』の急成長が影響しているとも考えられます。沖縄発祥の『やっぱりステーキ』はかつて『いきなり!ステーキ』のパクリと揶揄されたこともありましたが、コロナ禍でも店舗数を1.5倍に増やすなど着実に成長し、現在は日本国内に75店舗、オーストラリアなど海外4カ国にも10店舗を展開しています。その『やっぱりステーキ』は、ライスのみならずスープやサラダも食べ放題が人気のポイントの1つで、『いきなり!ステーキ』としても大盛りやおかわり無料まではさすがに辞められないといったところではないでしょうか」(フードジャーナリスト)
コメ価格高騰で値上げしているのに「おかわり自由」は矛盾しているようにも感じるが、ファン離れ回避のための苦肉の策なのかもしれないとアサ芸ビズが報じた。
編集者:いまトピ編集部