大量閉店した『チェーン店』12月17日まで期間限定販売「かなり好評」
Amazon立ち食いステーキとして一世を風靡するも、2020年の大量閉店以降は苦境が続いている「いきなりステーキ」。現在アメリカンビーフフェアを開催し、期間限定でUS産ビーフのステーキを提供しています。このステーキの実力を測るべく、グルメライターが店舗を訪れ、その味をチェックしてみました。
株式会社ペッパーフードサービスが運営するステーキチェーン「いきなり! ステーキ」。2013年に東京都中央区に1号店をオープンした同チェーンは、立ち食い形式のステーキ店という新たなジャンルの先駆者となり、最も店舗数が多かった2019年12月には国内490店舗(ペッパーフードサービスの公式サイトによる)まで拡大するほどの人気を獲得しました。
しかし、急激な拡大戦略により、店舗が飽和状態に達してしまったことや、従業員の教育不足によるクレームの増加などを背景に、19年には赤字に転落。その翌年となる20年12月には287店舗と、1年間で200店舗以上の大量閉店を行うなどの苦境に立たされ、今年の10月時点では国内店舗数が176店舗。全盛期の3分の1強までその数を減らしています。
ペッパーフードサービスの公式サイト内で公表されているIR情報によれば、今年の10月までの各月で、全店舗の売り上げが昨年同期を上回ったのは2月、3月、6月のみとなっており、いまだ復権を果たせてはいないようです。
そんな「いきなり! ステーキ」ですが、現在「アメリカンビーフフェア」としてUS産ビーフを期間限定で販売しています。
11月8日から行われているこのフェアは、同月27日までは第1弾として「USサーロインステーキ」の限定販売を実施。翌28日から今月の17日までの第2弾では「USリブロースステーキ」(いずれも100g1390円~、税込み/以下同)を販売しているようです。
最寄りの店が閉店して以降、同チェーンから足が遠のいていた筆者ですが、このメニューに「確かに近頃、ステーキはオーストラリア産の牛肉を自宅で焼いて食べてるばかりな気がするなあ……。久々にアメリカ産の牛肉を食べてみるか!」と興味を惹かれたため、店舗を訪れ、実食してみました。
筆者の個人的な好みにあまり合わなかった「USリブロースステーキ」。取材後、ネットで評判を確かめてみると、かなり好評であったので、今回はたまたま個体差が悪い方向に傾いてしまったということかも知れません。
近頃は「やっぱりステーキ」や「感動の肉と米」など、自身のフォロワーとなる新興の安価なステーキチェーンに押され気味となっている印象の「いきなり! ステーキ」ですが、再び勢いを盛り返し、今後もリーズナブルなステーキを我々に楽しませてくれることを願ってやみません。とサイゾーウーマンは報じた。
編集者:いまトピ編集部