『ドラマ』第8話、演技力が素晴らしい「さらなる修羅場が訪れる」
裁判の判決を言い渡す際、一般的には「被告人を~~の刑に処する」という主文を告知し、その後に裁判官が判決理由を読み上げることになります。
まれに、この主文と判決理由の読み上げの順序が逆になることがあります。これを「主文後回し」と呼ぶわけですが、主文が後回しされるケースの多くは「死刑」が言い渡される場合だそうです。
『わたしの宝物』(フジテレビ系)第8話では、通常、ドラマの最後に流れるクレジットロールが冒頭にフルで表示されました。なんと不穏な演出でしょう。ああ、主文が後回しにされている。これから死刑が言い渡されることになるのです。
不倫、托卵という許されない罪を背負ったミワ(松本若菜)と冬月(深澤辰哉)の2人は、首つり台から笑ってみせることができるのでしょうか。振り返りましょう。
さらなる修羅場が訪れることは火を見るよりも明らかです。次回予告もなかなか激しいことになってましたね。
女優っていう呼び方はよくないんですよね。今は男性も女性もまとめて「俳優」って呼ぶ風潮になっています。でもね、「女優だなぁ」って思っちゃったんだよな、今回の松本若菜。
ミワを呼び出したリサの建前は、ミワが参加したフリマについての事後取材でした。どんなきっかけで、出店して見てどうだったか、何か問題点や気づいたことがあれば、なんでもおっしゃってください。
その取材に応えているミワは、完全にオフィシャルな顔をしているんですよね。社会人の、仕事の顔をしている。私たちにとっては初めて見るミワですし、記者会見やインタビューで見慣れた松本若菜の顔をしているんです。堂々としていて、とっても美しい。
それが、リサが冬月との不倫についての話を始めると、松本若菜の目の中から光が消えるんです。一瞬でミワに戻る。キラキラのトップ女優の顔から、薄汚い(言い過ぎ)不倫托卵妻の顔になる。このドラマは田中圭のお芝居がずっとすごいんですが、今回は松本若菜もすごかったですね。ノッてんなーと思いました。
というかね、そういう見方をしていないと、ちょっとこういう激しいのは見慣れていないので正視できないんだよな。次回以降、いろんなことをみんなが知ることになって、あとは落とし前です。どう落とし前を付けるんだろう。おもしろいな、これ。
いやー、もうマスターが栞ちゃんを育てればいいんじゃないかと思いますけど、どうですかね。と日刊サイゾーは報じた。
編集者:いまトピ編集部