嵐の予感「前例なきミラクルが起こるのでは」
20回の節目を迎える漫才頂上決戦「M-1グランプリ2024」は、12月22日にテレビ朝日系で生放送される。今年は史上最多1万330組がエントリー。決勝進出者は真空ジェシカ、トム・ブラウン、ヤーレンズ、エバース、ダイタク、令和ロマン、ママタルト、バッテリィズ、ジョックロックの全9組となった。ここに、決勝戦当日の午後帯に開催される「敗者復活戦」でトップ通過した1組が加わって、今年も全10組で頂上決戦が展開される。
M-1にはこれまで、さまざまな“ジンクス”があった。その最右翼が、関西のローカル番組「せやねん!」(MBS)にレギュラー出演すると優勝できるというものだ。現に、「せやねん!」ファミリーから中川家、ブラックマヨネーズ、フットボールアワー、チュートリアルが王者になっている。
また、準決勝戦を3度経験したコンビは決勝進出する可能性が高いというのもあった。過去に霜降り明星、見取り図、インディアンス、ニューヨーク、錦鯉、ロングコートダディ、ランジャタイ、令和ロマンほか多数コンビが該当。霜降り、錦鯉、令和ロマンは優勝している。そして近年、それらを上回る信憑性を帯びているのが「たかし」だ。雑誌記者が言う。
「覇者のどちらかが、『たかし』であるというものです。2005年のブラックマヨネーズは、吉田敬さん。15年のトレンディエンジェルは、たかしさん。19年のミルクボーイは、内海崇さんと駒場孝さんでまさかのWたかし。21年は錦鯉で、渡辺隆さん。奇遇にも、みなさんが本名。単なる偶然ではないような気がします」
今年のファイナリスト9組には、本名・芸名ともに「たかし」がいない。毎年盛り上がる予想合戦で、軸となる大きな1本が欠けたが……。
「注目すべきはやはり、M-1史上初の連覇を狙う令和ロマンでしょう。2人は吉本興業ですが、同じく昨年からの連続出場はヤーレンズがケイダッシュ、4年連続4回目のファイナルとなる真空ジェシカは人力舎、返り咲きでラストイヤーのトム・ブラウンはケイダッシュ、初出場のママタルトはサンミュージック。非吉本勢が多い。ケイダッシュが2組になるのも初とあって、前例なきミラクルが起こる予感がします」(前出・雑誌記者)
お笑いコンテストでもっとも数字を持っているのがM-1。史上最多の挑戦者から勝ちあがるたった1組。今年は、例年以上に混戦必至か。とアサジョは報じた。
編集者:いまトピ編集部