2024/12/11 09:12

倒産件数が2年連続で過去最多、コロナ禍を上回っている「あらゆるモノの値段が上がり…」経営を圧迫

居酒屋

忘年会シーズン真っ只中だが、居酒屋業界は最大のピンチを迎えている。

なんと、倒産件数が2年連続で過去最多を更新し、営業停止すらしていたあのコロナ禍をも上回っているのだ。

さる12月3日、帝国データバンクは今年1月から11月までの居酒屋倒産動向の調査データを公表。これによると、今年の倒産件数は203件で、昨年1年間で記録した204件を確実に上回る見通しだ。いたあのコロナ禍をも上回っているのだ。

「調査データではこの要因について、酒類・食材など原材料の仕入れ価格高騰、人件費の上昇といったコストアップを主なものだとしています。アベノミクスの金融緩和で異次元の円安を招いた結果、燃料費から食費まであらゆるモノの値段が上がり、景気回復どころか経営を圧迫する事態を招いてしまいました」(エコノミスト)

のデータに目をやると、居酒屋の中でも個人経営の「街の飲み屋」が苦しんでいるという、胸の痛い実情が垣間見えてくる。

「10月の決算データを見ると、大手は苦境どころか絶好調なんです。店名を騙った客引き詐欺まで現れるほどの大人気チェーン『鳥貴族』などの運営会社・エターナルホスピタリティーグループは、前期比売上高+25.3%、営業利益も+129.2%を記録。串カツ田中ホールディングスは前期比売上高+19.4%、営業利益+23.8%、庄屋などを運営する大庄は前期比売上高+11.2%で、営業利益は4.6億円の赤字から10億円の黒字にまで増やしています」(飲食業界を研究するシンクタンク関係者)

と、週刊実話WEBが報じている。

忘年会シーズンも居酒屋業界は悲鳴…個人店中心に倒産件数“コロナ超え”の異常事態/サマリー|週刊実話WEB忘年会シーズンも居酒屋業界は悲鳴…個人店中心に倒産件数“コロナ超え”の異常事態/サマリー|週刊実話WEB

編集者:いまトピ編集部