『人気番組』秘密裏に復活計画中か「何の説明もなく出てきても笑えない」否定的な意見がかなり
ダウンタウン・松本人志の「復帰プラン」が迷走している。11月に「週刊文春」(文藝春秋)への訴訟を取り下げたことで、当初は年内復帰もあり得るムードだったが、世間の予想以上の反発に各テレビ局が及び腰になり、具体的な復帰プランが見えない状況となってしまった。そんななか、松本側が日本テレビに『絶対に笑ってはいけない』シリーズの復活を打診し、2025年末の復帰を目指すプランが動いていると報じられ、物議を醸している。
松本の復帰をめぐっては、各テレビ局のトップや幹部らが定例会見で所属先の吉本興業から謝罪と説明があったことを報告。いわゆる「謝罪行脚」とみられ、松本の復帰に向けた地ならしだと思われるが、テレビ局側の反応は芳しくない。
どの局からも松本復帰への前向きな意見が聞こえなかった上に、日本テレビやテレビ東京は「番組復帰の理由を視聴者にきちんと説明する必要がある」「視聴者に黙って『来週から番組に出ます』というわけにはいかない」といった見解を示し、記者会見の実施を暗に求めた。現状、松本側の弁護士事務所は会見を行うことはないと断言しており、両局はそれに反するコメントを出すことで「今の状況での復帰は現実的でない」との立場を示唆したともいえる。
これほどテレビ局の反応が悪いとなると、年内や年明けすぐの地上波復帰はまず難しいだろう。ネット上で復帰反対の署名活動が展開されるなど世間の反発の熱は簡単に冷めそうになく、不買運動に発展する恐れもあることから、スポンサーの反応も厳しいとみられる。
どうやら松本の復帰は少なくとも来年以降になりそうだが、年が変わっても状況がよくならない恐れがある。そんななか、6日付の「FRIDAY」(講談社)WEB版は2020年を最後に休止している『絶対に笑ってはいけない』シリーズの復活と松本の復帰が水面下で進んでいると報道。松本側から打診があったとし、ドル箱シリーズの復活を悲願としていた日本テレビ側が乗っかる形で秘密裏に計画が進行しているようだという。
裁判の終結から1年後の復帰となれば、何となく「みそぎが済んだ」感が生まれ、そのころには反発も下火になっているだろうという計算もあるようだ。
しかし、これに対してもネット上では辛らつな意見が目立っている。
「謝罪会見がないままの復帰は絶対にあり得ない。1年雲隠れしてほとぼり冷めるのを待つなんて愚策もいいとこ」
「松本人志が何の説明もなく『笑ってはいけない』に出てきても笑えないよ」
「復帰したら視聴率は取れるだろうけど、テレビ局やスポンサーはそれよりも大きなものを失う可能性があると思う」
「裁判終結の直後は復帰を歓迎する声が多かったけど完全に風向きが変わりましたね。記者会見とかで松ちゃんが自分の口で説明しない限り、この空気は変わらないと思う」
「笑ってはいけないが再開したらうれしい」「松ちゃんと笑ってはいけないが同時に復活したらアツすぎ」といった好意的な声も少なからずあるが、現状では否定的な意見がかなり優勢のようだ。
松本の復帰プランについては、「初心に戻って舞台で復帰」「関西人の目は温かいのでナイトスクープで復帰する」「ガキ使か水ダウが有力」などとさまざまな憶測が飛び交っていたが、レギュラー番組にしれッと戻るというのは現時点だと困難な気配。そうなると「笑ってはいけないの復活」くらいのインパクトがなければ復帰は難しいという見方は納得できなくもない。
だが、視聴者への最大級の“エサ”である『笑ってはいけない』の復活をもってしても、反発の声が強いのが実情といえそうだ。一部では、元雨上がり決死隊の宮迫博之のようにYouTubeに活路を見出すしかないとの声まで上がり始めているが、はたして松本は地上波に戻ってくることができるのだろうかと日刊サイゾーは報じている。
編集者:いまトピ編集部