続々と『最終回』苦戦を強いられている「不振が続いた」
続々と最終回を迎えている10月期の連続ドラマ。19日に最終回を迎えるテレビ朝日系『ザ・トラベルナース』が高視聴率をマークし続ける一方、日本テレビ系のドラマは苦戦を強いられているようだ。
今期の日テレ系ドラマといえば、竜星涼と八木莉可子がダブル主演を務める『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』(土曜午後10時~/以下『潜入兄妹』)が12月14日に最終回を迎えたばかり。
同作は、嵐・櫻井翔が主演を務めた同局『○○占拠』シリーズのスタッフが結集した意欲作で、竜星と八木扮する兄妹が、父親の仇を討つために巨大特殊詐欺グループ「幻獣」に潜入し、命を懸けた復讐劇を展開するストーリー。幻獣の幹部を演じるキャストは徐々に明かされていった。
しかし、初回から平均世帯視聴率4.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低空発進を見せ、その後も大きく浮上することがないまま終了。同枠で昨年1月期と今年1月期に放送された『○○占拠』シリーズはいずれも初回で7%台を記録していたほか、テイストは『○○占拠』シリーズを引き継いでいただけに、ネット上では「『潜入兄妹』はキャストが地味すぎた」という指摘も目立つ。
「公式サイトでは、モールス信号を用いて今後のストーリーを匂わせたりと、制作サイドによる仕掛けが考察好きの視聴者にウケていました。しかし、一部ネットユーザーの熱量とは裏腹に、TVerのお気に入り数は44.4万(17日時点)に留まり、ヒットとは程遠い印象です」(テレビ誌記者)
また、堀田真由主演『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』も、15日に放送を終了したが、やはり初回4.4%と振るわず、その後も第3話で3.1%まで落ち込むなど、不振が続いた。
「『若草物語』が放送中の『日曜ドラマ』枠では、来年1月12日よりバカリズムが脚本を務める市川実日子主演『ホットスポット』がスタートします。バカリズム脚本といえば、昨年1月期の同局『ブラッシュアップライフ』が『ギャラクシー賞』『ザテレビジョンドラマアカデミー賞』『放送文化基金賞』『ATP賞テレビグランプリ』総務大臣賞など、10以上の賞を受賞する快挙を達成。日テレは『ホットスポット』に対しても、同様の盛り上がりを期待しているようで、宣伝予算もかなり割いているといううわさです」(同)
近年、連ドラの視聴率において惨敗状況が続いている日テレ。バカリズムが救世主となり、逆転できるだろうか……。とサイゾーウーマンは報じた。
編集者:いまトピ編集部