5年連続『紅白歌合戦』大トリ&トリ「ほかにいないのか」今年も
NHKが大晦日の「紅白歌合戦」の曲順を発表したが、今年もMISIAが大トリ、福山雅治がトリを務める。この組み合わせは2020年から5年連続。正直言って、もう飽きた。ほかにいないのか、という感じだ。北島三郎の「まつり」で盛り上がっていた頃が懐かしく思えてくる。
今年の「紅白」の見どころは、なんといっても石川さゆりだろう。2007年から昨年まで「津軽海峡・冬景色」と「天城越え」を交互に歌うのがお決まりだった。昨年は「津軽海峡・冬景色」だったので、本来ならば「天城越え」の番のはず。ところがなんと今年は「能登半島」を歌うと発表されたのだ。
「能登半島地震」で始まった2024年の締めくくりに、被災して今も復興に向けて頑張っている能登の人たちへのエールを込めての選曲かと思われる。が、危惧するのは、その少し前に坂本冬美が「能登はいらんかいね」を歌うこと。どういう演出になるかはわからないが、この「能登かぶり」はどうなのだろう。
以前、石川はどうして毎年「津軽海峡」と「天城越え」を交互に歌うのかと聞かれ、「それはNHKからこれを歌ってください、と決められる」と言っていたような…。まぁ、能登かぶりはそれでもいいが、だったらご当地ソングでおなじみ、水森かおりの「輪島朝市」も入れて「能登スペシャル」にした方がよかったのではないか。水森にとっても、やりたくもないドミノチャレンジに付き合わされるより、よっぽど有意義ではないか、と。天童よしみも心の中で「私だって『能登のおんな船』という持ち歌があるのに」と思っていることだろう。
そういえば、当初発表された星野源の「地獄でなぜ悪い」の、星野本人が自身のインスタグラムで「NHK紅白の演出の方に、今年この曲を歌ってほしい」とオファーされたことを明かしていた。この選曲については、性加害疑惑で訴訟沙汰にまで発展した園子温監督による同名映画のテーマ曲であることから、批判が激化。結果、曲目は「ばらばら」に変更されることになった。
「能登かぶり」といい「地獄でなぜ悪い」といい、NHKの選曲センス、どうなっているのかと、モノ申したい。もうひとつ、TWICEや西野カナ、福山雅治と、なんでもかんでも「メドレー」にするのもいかがなものか。
なんだかんだ言っても結局、見てしまうわけですが、とアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部