大谷翔平(30)「二刀流」ラストシーズンか
Amazonドジャースの大谷翔平(30)が昨年末、米全国紙『USA TODAY』の単独インタビューを受けたとき、「野球選手としてのピークを(これから)迎える。または、今がその中にあると思っている。どれだけ維持できるか、向上していけるか」と心境を吐露していたという。
昨季は史上初となる50-50(50本塁打&50盗塁)を達成。本塁打、打点のタイトルも獲り、自身3度目となるMVPにも輝いたといい、野球人生の絶頂にあることは間違いないが、25年は正念場ともなりそうだとのこと。
「“二刀流”の復活です。他の先発投手と同様に12月から投球練習を開始しているので、もうリハビリの域ではありません。投手として、順調に練習を積み上げていると言っていいでしょう」(米国人ライター)
しかし、ドジャース首脳陣は別の見方も。
「投手・大谷」に期待しているのは確かだが、「打者・大谷」は“唯一無二の存在”とみており、それを裏付ける一例が、デーブ・ロバーツ監督のコメント。
WBC日本代表元監督で日本ハムCBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)の栗山英樹氏との新春対談で、こう答えている。
「今年は二刀流ですから、本塁打は少し減ると思います。それより、盗塁はとても減ると思います。私が走らせませんから。足を守らなければいけません」
投手兼任に戻るので、打者成績が落ちるというのが大方の予想のようだ。
しかし、ドジャース首脳陣は昨秋のワールドシリーズ中の盗塁で大谷が左肩を負傷したのを受けて、「盗塁減=リスク回避」とも解釈するようになっており、大谷は先の単独インタビューで、
「どこまで続けられるのか、そのためにも…」
と二刀流の今後について語っていたという。
常に指摘されてきたことだが、二刀流は2倍の体力を要するといい、その厳しさを実感したとき、大谷はこれからの選手スタイルをどう変えていくのか。
長く二刀流を続けていくため、練習内容も見直していくと語っていたが、「今がピーク」発言には“どこまで続けられるのか”の不安も含まれていたようで、前出のライターは
「もっと怖いのは右肘の3度目の怪我」
とも話している。
今季が大谷二刀流の見納めとならなければいいのだがと「週刊実話WEB」が報じている。
編集者:いまトピ編集部