離婚を報告せず、結婚を発表「自分の評価を下げた」
1月1日に、女優・逢沢りなとの結婚を発表した声優・神谷浩史。ネット上ではアニメ・声優ファンから驚く声が続出した中、業界関係者からは神谷や事務所側の対応に厳しい意見が聞こえてきた。
『機動戦士ガンダム00』シリーズのティエリア・アーデ役、『進撃の巨人』シリーズのリヴァイ役、『おそ松さん』シリーズの松野チョロ松役など、数々の人気キャラクターを演じている神谷。
元日に、所属する青二プロダクションの公式サイトを通して逢沢と結婚したことを明かし、「これからも感謝の気持ちを大切にし、皆さまに芝居を届けていけるよう精進してまいります」(原文ママ、以下同)と意気込んだ。
そして、3日深夜放送のラジオ『東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー』(文化放送)で、自身の口からあらためて「長いこと独身で、8年くらい独身していたんです」「2年くらいの交際を経まして、逢沢りなさんとこのたび(結婚しました)」と報告。
出会いは、“特撮”をテーマにした同番組に、『炎神戦隊ゴーオンジャー』(テレビ朝日系、2008年2月~09年2月)に出演していた逢沢がゲストとして登場した2018年7月だという。
神谷の結婚発表を受け、ネット上では「ご結婚おめでとうございます!」「正月早々めでたい発表」と祝福の声が上がった一方、「神谷さんって結婚してなかったっけ?」と驚く人が続出した。
「というのも、神谷は16年7月12日発売の『フラッシュ』(光文社)で、漫画家・中村光氏と結婚し、子どもがいることをスクープされています。記事には、11年に誕生した愛娘を神谷が抱いている写真も掲載され、当時、ファンに大きな衝撃が走りました」(芸能ライター)
当時、青二プロは「所属タレントのプライバシーに関わる事、プライベートな事に関して、 弊社としてはお答え致しかねます」との声明文を報道同日に発表。
5日後の17日放送のラジオ『神谷浩史・小野大輔のDearGirl Stories』(ラジオ大阪)で神谷は、報道を受け、「ご心配、もしくは心を痛めていらっしゃる方がいらっしゃれば、まずはお詫びいたします。申し訳ございません」とファンに謝罪した。一方で、「プライベートを仕事やエンタメには持ち込まない」というポリシーがあると語り、「フラッシュ」の内容について肯定も否定もしなかった。
その後、中村は21年に第二子を出産。神谷と中村サイドから離婚発表はないまま、今回の結婚発表となったことで、「8年くらい独身だったって、16年の結婚スクープからすぐ離婚してたってこと?」「3年前くらいに2人目のお子さん生まれてたよね?」「時系列がよくわからない」といった困惑の声が続出した。
「そうした状況を把握したのか、中村は今月4日に自身のインスタグラムを更新。『報道の通り、私は八年前に一度離婚しました』『その後に出会った方と四年前に再婚し、現在はその夫と大切な二人の子供達とでステップファミリーとして暮らしています』と説明し、『ご報告が遅れ、更には説明不足により混乱とご心配をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます』と謝罪しています」(同)
こうして、大きな注目を集めた神谷の“再婚”だが、当初、業界内にも衝撃が走ったそうだ。
「神谷は、仕事現場ではプライベートについてほとんど話すことがないため、今回の発表にほとんどの人が驚いていたように思います。8年前の結婚報道の印象が強く、『誤報では?』と思う人もいたほどです」(声優事務所関係者)
なお、神谷は8年前の報道の際、声優という職業上、「自分の名前で人前に立つときも常に作品やキャラクターを背負っている自負」があることから、「プライベートを仕事に持ち込まない」という信条を持つに至ったと説明していた。今回の結婚発表はそれに反しているといえるだろう。
「離婚を報告せず結婚を発表したのは、一貫性がない。事情はさまざまあるかもしれませんが、元日の時点で、前妻の中村が発表した内容を、きちんと公表すべきだったのでは。結果的に神谷は自分の評価を下げてしまったような印象を受けます。また、青二プロは本人に事前に確認しているはずですから、事務所の対応としても適切とはいえません」(同)
結婚報告をめぐり、業界内からも厳しい意見が寄せられることとなった神谷だが、その背景には、事務所の体制も影響しているとか。
「青二プロは6年前に組織を一新し、神谷が頭を下げていた上層部はいなくなっています。現在の上役は神谷よりも年下ということもあり、力関係が逆転している可能性はあるでしょう。昨年、古谷徹がファン女性との不倫騒動で世間を騒がせ、『名探偵コナン』(日本テレビ系)や『ONE PIECE』(フジテレビ)から降板させたときと比べ、事務所の対応が粗雑だったと感じます。神谷の一件は、立場が低いスタッフに対応を任せていたのかもしれません」(同)
また、青二プロには専属マネジャーが存在せず、「プライベートに介入しにくい環境であることも、今回の混乱を招いた一因」(同)とも指摘する。
今後、神谷や事務所サイドには、ファンを混乱させることがないよう、真摯に対応していってほしいところだとサイゾーウーマンは報じている。
編集者:いまトピ編集部