『青春18きっぷ』また「改悪」のままで発売、大ひんしゅく

昨年に行われたルール改訂が「改悪」だとユーザーから大ひんしゅくを買った「青春18きっぷ」だが、同商品の2025年春季分が発売されることが明らかになった。

　販売期間は2月14日から4月10日で、利用期間は3月1日から4月10日まで。今回は新たに「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」も発売され、普通列車が運転していない津軽海峡区間で利用することができる。

　昨年、冬季分から導入された「連続する3日間もしくは5日間の利用に限定」「1枚の切符を2人以上で利用できない」という新ルールはそのまま継続となる。元のルールに戻るのではないか、と淡い期待を抱いていた鉄道ファンはさぞや肩を落としているだろうが、実は、望みがないわけではない。

「青春18きっぷはこれまで、毎年1月に春夏冬の3季分がまとめて発表されていました。ところが、昨年はそれぞれ分けて発表された後、冬季にルール改訂が行われています。今年も夏季、冬季分についてはアナウンスされておらず、発表されたのは春季のみ。前回のルール改定で鉄道ファンから怒りを買ったJRとしては、春季分の販売状況を見た上で、あらためて見直しをはかる可能性はありますね」（鉄道ジャーナリスト）

　春季分のルールが変わらなかったことで、販売数の減少は避けられない状況とも言われている。もしかしたら、夏、冬季でルールが改良されるかもしれない…そんなファンの切実な思いはJRに届くかとアサ芸ビズが報じた。

春季分も「改悪」のままで発売…鉄道ファンが切望する青春18きっぷ「ルール再改訂」はあるか | Asagei Biz-アサ芸ビズ