なぜYouTube『急上昇#1』に「テレビではできない切り口」
1月27日(月)に「急上昇ランク#1」となったのは、「さらば青春の光Official Youtube Channel」の<フジテレビについて>だった。
同動画は、国民の関心ごとともいえる中居正広とフジテレビをめぐる問題に絡めたいわゆる茶番動画。さらば青春の光・森田哲矢がフジの現状のスポンサーだけでなく、CMを取りやめた企業に対しても「遅い」との理由で徹底的に不買運動をしようとする内容だ。
森田は穿いていた「ユニクロ」のインナーをその場で脱いだり、「マクドナルド」の店舗の前まで行って「不買!」と宣言するなど、滑稽な行動を連発。最後にはフジの長寿番組にかけた“大オチ”も待っており、秀逸なコントに仕上がっている。
視聴者からは、「さらばのコントの切れ味そのままにyoutubeに最適化した作品という感じ。抜群のセンス」「時事ネタを熱いうちに、誰も傷つけずに、最高のコントで問題提起するのはすごい。スピード感含め天才」と賛辞が続出。
中には、さらば青春の光がしがらみの少ない個人事務所に所属していることから、「個人事務所の良さが最大限に出てる」という意見も見られた。
同動画について、お笑いライターの新越谷ノリヲ氏が話す。
「『スピード感』と『テレビではできない切り口』という、さらばYouTubeの持ち味が存分に生かされた動画ですよね。さらに、不安そうな東ブクロのワンショットを映したサムネイルは過去に700万回以上回って大バズリした『ヒカルさんへ』を連想させ、従来の視聴者にも強くアピールしていることが急上昇1位につながったのではないでしょうか。
動画の内容は、森田哲矢が今回の問題を受けてもまだフジテレビに出稿している企業の商品を“不買”すると言い出し、それがエスカレートしていくというコント仕立てで、東ブクロワンショットのサムネイルから期待して見始めると肩透かしでもありますが、結果的に消費社会への風刺にもなっているところが興味深いです。今回のように森田の話術とワンアイディアで突き通すものがあれば、練りに練った企画が披露されることもある。その振り幅もさらばYouTubeが人気を集める理由になっていると思いますよ」と、サイゾーウーマンが報じている。
編集者:いまトピ編集部