12本の番組を担当も「マツコとは対照的」極端に数字を落とす
![有吉](https://ima.xgoo.jp/word/img/contents/2/39861.jpg)
2月10日配信のネットメディアでつまびらかにされたのは「潜在視聴率」なるもの。そのタレントがどれだけ「本当に数字を持っているか」を示す指標である。テレビ制作関係者が解説する。
「これは民放テレビ局や広告代理店で秘かに作られ、出回る極秘データです。業界内では5%を超えれば合格ラインと言われる中、例えば明石家さんまは4.9%、ビートたけしは1.4%という数字が算出されています。麒麟・川島明は8.1%、内村光良に至っては9.4%を獲得している。コンビでも同数の場合があれば、若干の差が出るケースもある。チョコレートプラネットはともに8.1%ですが、千鳥は大悟が7.6%、対してノブは6.1%となっています」
そんな中で極端に数字を落としたのが、有吉弘行だ。「有吉ゼミ」や「有吉の壁」「マツコ&有吉 かりそめ天国」「有吉クイズ」「櫻井・有吉 THE夜会」「有吉ジャポンII ジロジロ有吉」など、NHKを含む全局で計12本の番組を担当している。ところが直近の潜在視聴率は4.7%。これは1年前と比べて半分近くも、数字を落としていることになる。
対して「かりそめ天国」でタッグを組むマツコ・デラックスは10.3%と、数字を維持。この対照的な結果は何を意味するのか。前出のテレビ制作関係者の分析はこうだ。
「ともに毒舌が売りとされてきた2人ですが、自分のことを卑下して不幸売りをするマツコに対し、幸せな家庭を手に入れた有吉にはそうした保険がないため、もし世の中の不満を代弁したとしても、視聴者から『そう言っておきながら…』と反感を買いかねないのです。もともと彼が再ブレイクしたのは2007年に『アメトーーク!』で品川庄司の品川祐を『おしゃべりクソ野郎』とアダ名づけしたことがキッカケ。つまり彼の芸風は基本、『妬み』または『ひがみ』なわけですね。それが人々の共感を集めにくくなった、求心力がなくなったこともあるでしょう」
ただ、有吉自身もシフトチェンジしつつある。
「2年連続となった『NHK紅白歌合戦』の司会をソツなくこなす一方、とりたてて彼ならではの辛口が生かされているわけでもなく、存在感に疑問の声が出てきました。つまり、番組によっては個性を消して、台本通りに話すということを信条としているようです。『有吉ゼミ』や『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』を見ていても、そう感じますね」(放送作家)
改めてタレントの成長曲線の難しさを考えさせられる一件だが、有吉はこれからどこへ向かうのかとアサ芸プラスが報じた。
編集者:いまトピ編集部